───中庭

一成「やっぱ独特のセンスっつーか?そういうのあるわ〜!」

「うんうん!本当すごいよね!」

いづみ「みんな集まって楽しそうだね。何の話?」

咲也「あ、カントク!幸くんがつけてくれるあだ名について話してたんです!」

「ほんと、よくあんなに色々思いつくよな。」

「どうやって決めてるの?」

「決めてるっていうか、テキトーに見たまま言ってるだけ。」

いづみ「ここにいる全員、幸くんにあだ名をつけられてるってことか。咲也くんはなんだっけ?」

咲也「オレは「元気100パーセント」です!」

いづみ「なるひど。確かにいつも元気だもんね。」

「ずるいよなあ、咲也だけ悪口じゃないとか。」

「別に悪口とかじゃないし。さっきも言ったけど、見たまま思ったまま言ってるだけ。」

「じゃあ他の奴らのあだ名は?」

「メルヘン坊ちゃんでしょ。」(椋)

「三角星人」(三角)

「ポンコツ役者」(天馬)

天馬「だから誰がポンコツだ!!」

「インチキエリートに、インチキ外国人」(至、シトロン)

「シトロンはともかく、俺はインチキじゃないでしょ。」

シトロン「オー、ワタシインチキ違うヨ。至こそある意味インチキネ。」

「コミュ力高男、サイコストーカー、で、アンタは村人C。」(一成、真澄、綴)

「うぐ.......。」

一成「あっはははっ!つづるん、村人Cって!」

天馬「つーか、普通思いつかねえだろ、そんなの。」

いづみ「村人Cかぁ。」

「今さり気なく笑っただろ!?そういう監督は何なんすか?」

いづみ「私?私はね──。」

「カレー星人。」(いづみ)

いづみ「です。ふふん。」

一成「カントクちゃんめっちゃドヤ顔だし!」

真澄「可愛い.......。」

「いやなんでそんなに嬉しそうなんだよ.......。」

「やっぱりずるいって、納得いかない!幸、俺のあだ名、他にも考えろ。」

「はぁ?別に嫌味で言ってるわけじゃないんだけど。」

いづみ「あ、それなら私ももう1個あだ名欲しい。」

シトロン「ワタシももっとステキなの欲しいネ!」

咲也「オレもオレも!」

「咲也はもうピッタリのあだ名あるだろ。」

「ボクも、もっと王子様みたいなあだ名がほしいなぁ、なんて.......。」

天馬「オレはわけわかんねーあだ名で呼ばれても、返事とかしないからな!」

三角「オレももっと三角なあだ名ほしい〜!」

一成「いやいや、三角星人以上にサンカクなあだ名とかないっしょ!」

「あーもうっ!!アンタ達ほんと面倒くさい!!」

Story clear