こんにちは。


読んだ本について書きます。


みんなどうして結婚してゆくのだろう 姫野カオルコ著


『結婚の謎』


著書の姫野カオルコさんが抱く、結婚に対する疑問や意見がこれでもか、と満載されたエッセイ集。


『結婚の謎』の章では、当たり前のように思われている『結婚』について、姫野さんが、謎であると提言されることで、その意義を考えさせられるオープニングとなっている。




姫野カオルコさんの歯に衣着せない物言いと、ニュートラルな結婚感が魅力のエッセイ集ですが、『結婚の謎』の章を読むと、結婚とはとても不可解な契約行為だ、と思わせられます。


この作品が書かれた頃と、現在には、様々な変化もありますが、いまだに続く、悪習、いや、習慣的なものはあるようで、人々のステレオタイプの恒久性を嘆かずにはいられません。


ただ、そういった、ベタベタな、ザ・結婚とでも言うような習慣というものは、どこかで、人々の憧れでもあるのかもしれません。


それを否定するわけではなく、その必要もありませんが、今後、姫野さんが、どのような見解を出されるのか、楽しみになるオープニングの章でした。


ではまた。

 

 *本についての内容理解や見解は、全て個人的なものです。