こんにちは。


読んだ本について書きます。


いのちの車窓から 星野源 著


好きの力は偉大


シンガーソングライターであり、俳優であり、文筆家である、星野源さんのエッセイ集。



大好きな星野源さんのエッセイを、文庫化のタイミングで再読しました。


生死をさまようほどの大病を乗り越え、今や日本の音楽シーンに欠かせない存在となり、俳優として、作家としての活躍もされている星野さんが、自身の仕事への向き合いかたや周囲の方との付き合い方、日々の些細な気づきなどを、星野さんらしい言葉で綴られています。


これだけの大スターであるにも関わらず、星野さんの文章には、彼の優しい人柄が表れているようでした。


大好きなのは、怒りを人に話すときには、楽しく話す、という彼のモットーです。


嫌なことは、つい人に訴えるように伝えたくなります。でも、嫌な話は、人にとっても快い話ではないのです。

だから、それをせめて、面白く話すことで、聞いてくれる人にとっての負担を減らしてあげる

という星野さんの心遣いに、感心すると共に尊敬を覚えます。


星野さんの生み出す音楽が、人々に受け入れられ、人々の心に残るのは、彼自身の言霊が、音楽となり、人々に伝わっているのだからだと思います。


このエッセイ集には、今の奥様のことも綴られています。

その文章を今読むと、とても心が、キュンとします。


これからも、たくさんの人を幸せにする音楽、お芝居、文章を届けてほしいと思います。


ではまた。

 

 *本についての内容理解や見解は、全て個人的なものです。