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鈴木おさむさんが来年3月いっぱいで作家、プロデューサー業引退です。


私が前業界で初めて番宣に関わったのがTBSの番組で細木数子のズバリ言うわよの宣伝広告物でした。


駅貼りの番宣ポスターの上にハイブリッド加工した1cm角の小さな幸運シールを一面に覆い、通行人にその幸運シールを自由に取って持って帰って頂く。それを繰り返していくと下面の番宣ポスターが出てくると言う仕組みでした。

アートデレクター太田卓志の作品でした。


想像を企画にし形にしていく。

形にしていくのが私たちの仕事でした。


上で語ったポスターを業界初でしたね。

ちなみにハーゲンダッツのクリスピーアイスのポスターにはかじった断面部分だけに、色ではなくエンボス(空押し)の“パリパリ”と言う立体文字を細かく入れたポスターも作りこの加工したポスターも初めてだったと思います。


今と違いテレビ局が元気なときでした。

商印広告とは別世界で形にする苦労は並大抵ではありませんが最高に緊張感とやり甲斐と達成感を味わえた仕事でした。

自分のスキルなんてとてもちっぽけで初モノに出会う人や物や事柄に遭遇できました。

だからでしょうか、仕事に大きいも小さいも無いのです。諦めさえしなければ全て何かになると常日頃から感じてます。

以前のblogで偶然前業界のときにお世話になった社長と田舎町のガソリンスタンドで会ったことを書きました。

正直この社長と一瞬の喧嘩で別れ私が出て行ったのですが、十数年振りかにお会いして社長から「小柳?…覚えてるよ」と声を掛けて頂き、私からは「人生の中で1番最高な仕事をさせてもらいました」と言えました。そんな業界でした。


この業界と触れ合うことになり放送作家の鈴木おさむと出会いました。


作品も凄いのですがこの人が魅力的で自ら発信しているラジオが好きです。


ポジティブですし、人(ゲスト)の話しをよく聞いて質問の仕方が上手。その上発信メッセージが効きます。ラジオなのですが何か会話している様な心地が良いです。


鈴木おさむの前後を知る人として今も通過点なんだなと感じました。


私もまだまだ通過点です。


自分は何だ?!そんな思いがつのる年頃です。


今日は秋空良い天気です。