なんか、書道の課題が決まらない。

グズグズと何度描いてもアカン、

 

"もう少し、墨を深めに入れて書きましょうか”
師匠が言ってくれる。
深めってどれくらい…

 

優しいんだけど、有無を言わさない感じがあって

心が縮む。ダメ出しやなぁ、

でも、仕方ない…

 調和体と言われる漢字仮名交じり、崩し字の

世界ってすごいファジーだ。

 

きれいは汚い。キタナイは綺麗。

 

正解がない世界で迷子になりそうや。

心を落ち着けるために別な全く関係ない展覧会の

図録など見てクールダウンする。

 

ゲルハルト・リヒター 

ドイツ現代美術の長老の

ような画家で画風がコロコロ変わる。

ミロを見ていて思ったんだけど

現代美術と書道は相性がいいと思う。

 

絵も、

書道もキレイ正確に書くだけでは

今はカメラに、印刷物に負ける。

テクノロジーのない昔なら

正確にきれいに書く、だけで値打ちがあった。

写経職人は奈良時代には国家公務員、

生きているコピーマシンや。

画家は、肖像画を貴族のために描く

生きたカメラや

 

でも今はそうじゃない。

それだけで済まないのが

今の芸術の難しい所だ。

 

何か自分の内面を

投影したくなる。でないと写真に負ける。

が、それをあまりに全面に出すと卑しくなる。

そうだろ、

Amebaの中には

別嬪ブロガーがトクトクと、自撮り写真を載せている

みんな美人だ、でも、そこに真実の、永遠に

切り取られるような瞬間があるのか。

商業主義にまみれた日常が、次元の低い自惚れが、

見えるだけやないか。

 

まぁ、こんなんアメブロ世界で書く事自体が

大人気ない。

自撮り大好きインフルエンサーの皆様、

どーもすみません、

 

現代美術の入門にこんな映画はどうだろうか。

映画としても良くできていて画像も美しく

楽しい。リヒターをモデルにした映画で

本人からは不興を買ったらしいが。

 

 

 

 

 

ゲルハルト.リヒター展 東京国立近代美術館

 

 

コレも見にいったが 秋までやってる。

シャネルの時と違い、若い男性が多いな、

と思った。

 

伝統的なキレイでウマイ絵から

意地でも離れて、それでいてオノレさえも

消す…

挑戦的、哲学的、数学的だ、

美しい理論の世界観…

 

シャネルでもそうだが、

一時代の先駆けになるような人間は

社会の変化、要請に本人の歯車がカチンと

合うとブレイクするようだ。

特にシャネルの様に大衆の一部も消費鑑賞する

ファッション部門はそうだ。

本人一人の生き様だけでは片付けられない

何かを感じる…

 

 

 

 

 

 

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