しばらくは、

日本美術をオッカケする、なぜか分からん。
なぜか観たくてみたくてたまらない。
今の私たち現代人の感性からするととても
グロい、かわいくない、のに
ワザワザなぜ見に行くのか。
 
尾形光琳みたいな品行方正なのはオモロない。
自分自身が結構ヘンコで変わりモンなんで
東京からでも磁石のごとく吸着されちゃうんだな、
たぶん。
若冲は上手い蕭白はグロい又兵衛は生々しい
蘆雪はカワイオモロイ。
 
白隠は… 不屈だ
ギョロリと剥いた達磨の目が、
キレイゴトなしに各人の心の中、
自分自身の中も含めて
仏性を掘り起こそとしている。
 
大胆な線、墨のカスレが荒々しい。
配色の力強さ、滲むオーラ、
実物を見ないとわからない
 
今回はこの絵が収穫だった。
涙がでた。
理由はわかっているが
今は書けない…
 
一つ美術展に行って一つ感じるトコロがあれば
ええやろと思っている。
 
今回のお買い物、お目当ては
長沢蘆雪のワンコグッズ、
案の定いっぱいある。
カワイイラブ
 
ダッシュで 横浜へ!
ミュージカル見に行く
劇団四季は会費払ったっきり会員なので
関東行ったついでに元を取ろうと。
頑張って好演してくれた劇団員には悪いが、
こんなコジャレタ爽やかな恋愛モンは苦手だ。
「ラ、ラ、ランド」も途中で爆睡したワタクシ、
ココロを込めて、雑に鑑賞。
 
またしてもダッシュで花の東京、六本木に
六本木ヒルズの森美術館は 初めて。
1時間待ち也。
新たに発見された作品も含めて、
北斎update
本展示会のウリは北斎肉筆画、
初展示画がある事、
 
 
北斎は多作過ぎて、
コレって言うオキニがでてきにくいのだ、
どれもこれも如才なく上手すぎて
ワタクシ、反対に嫌だ。
こんな事本人に言ったら絵筆投げつけられそうだが、
形態を追い、構図の妙に執心すぎて、
哲学精神性に欠けるような気がするのだ。
若冲とも違う上手さなんや。
さっきの達磨の絵と対極だわな。
 
白隠の技巧を全く凝らしてない、
シロウトなヘタウマさが、
職業画家達にすごく影響を与えて
江戸期京都画壇に独特の画風がでた、
と言う考え方も出てきている。
画家達は思ったと思うで
「 … ヘタやのに、なんでええなぁ
    思うんやろ、この絵は。」
北斎展内。
唯一、あっ…って思う絵があった。
 
布袋さんが自分の背負う宝袋がデカすぎて、
袋の上で埋まりこんじゃってるのが、
オヤジが 無印名物" ヒトをダメにするソファー"
にはまっているみたいに見える絵。
 
ほっこりしていい感じだったんだが、
ハガキなし、残念。
なぜか図録を買う気になれず、
グッズにもときめかなかった。
 
こんなん家に置く気にならないわ。
ブサカワイイが、ワタクシの趣味ではない。
 
「 美術鑑賞のためだけにワザワザ東京に?」
呆れられてしまったが。
 
時に無性に狩に行くように移動して
キレイなモノを見たくなる。
悪い癖なんや。
何かをワタクシの心の中が求めている。
そう感じる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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