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ふっとした興味で
行ってしまった。
寒い寒い京都の夜
明治の元勲、山縣有朋が造った庭園
無鄰菴
東は南禅寺、北に平安神宮。
南は朝粥で有名な瓢亭。
 
 
元から美術歴史寺社仏閣、好きで興味がある。
以前、書いた猫町倶楽部での若冲の様な日本美術は
面白いし、domestic なものを大切にしないと
あかんような気がして力を入れている。
 
美術ライター佐藤晃子さんのレクチャー聞いてすごく影響を受けてしまって。もっと知りたい、味わいたい
 
和ろうそくの下で若冲のホンモノを見られるなんて。
 
なんて贅沢な時間。
まずは観て頂きたい。

和蝋燭は、単純な糸芯だけの洋物と違い、
複雑な太い芯材を使っているので
火加減が断続的で点滅する様な効果がでる。
これがまるで 絵の中の雄鶏がリズミカルに
歩み寄る風情にみえ、生き生きする。
 
この時のレクチャーを
して頂いたのは、
大阪国際大学 准教授 村田隆志先生
 
お宝を今、当に出そうとしつつ。
雄鶏が朝日に眠りから覚める、
一鳴きしようかと、
コウベをもたげようとする一瞬。
 
百鬼夜行、夜は物の怪など妖しい悪いモノが
彷徨う時間だが、
鶏が時を告げる朝は
災いが去って新しい良い事がおきる。
めでたい吉祥の絵
 
いわゆる縁起モノとして若冲が世間に
気ぃ良う早書きして渡していたものの一幅
かな、との事
 
もう、一幅。

 
やはり、動画で見たほうが良い。
 
版木に彫られた骸骨二種、拓本のように
写しとった絵。 
当時京都で大変有名だった売茶翁、
とあだ名された僧侶の弔いに大量に
刷られたアバンギャルドな版画らしい。
上のドクロが
下のドクロに囁くような構図がいい。
 
上部には詞書があり
「一霊皮袋 皮袋一霊 
   古人之語 八十六翁 高遊外」
人の魂は皮袋に入っているみたいなモン、
昔からそうだよーと言っているわけで、
 
美容皮膚科医からすると結構キケン思想
これ見て悟られちゃうと
商売上がったりで戦慄するワタクシである。
 
戦慄ついでにサムイ。
 
何しろ重要文化財でロウソク以外の火がない、
ホットカーペットのみでジッと鑑賞
寒い。寒いがキレイ。
雪は積もる。シンシンと積もる。
 
長くなるけどまた続く。
 
寒いよぉ〜🥶🥶🥶
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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