仕事でもプライベートでも
揉め事の表面的なものには
分かってほしい
受け止めてほしい
私の意見を聴いてほしい
私はそんな感情に支配されている。
毎月通うこころのオアシス
4月開催に参加した翌日
仕事で帰りの送迎添乗している時
認知症のある女性が
手で顔を覆ってしくしくと泣き出した。
「どうされました?」
「鍵が無くなって家に入れない」
デイサービスで過ごす日中にも
鞄の中身を確認したり
お財布を忘れた
鍵を忘れたと繰り返される方です。
(鍵もお財布も持ってきてはいません)
独居ですが近所に住む娘さんが
送り出しや受け入れなどを含めて
生活は支え見守られています。
「大丈夫ですよ。大丈夫。娘さんがいらっしゃるから家に入れますからね」
背中を擦りながら
自分にとっての現実的な正解を伝える私。
娘さんがいるという事実は
利用者様の意識には残らず
家に入れない不安で泣き続ける。
こころのオアシスに参加した翌日だ
目の前の方を五感で感じ
受けとめ聴いていますか?
自分自身に突っ込みが入る
「私は鍵をここに紐でつけたはずなの!」
「今日の朝、自分で鍵を閉めたのよ」
「どうしよう」
自分自身が聴いていただき
真っ暗な目の前に
光が差し込んだ時を感じ
そして分かり合えない父と
向き合えたのかを思い出す。
その方の想いをまるごと
そっと受けとめる
丁寧に大切に
表面的な部分も
その奥にあるものも感じながら。
私が自分自身の意識よりも
相手の声を聴くことを大切にすると
いつの間にか泣くのをやめて
「ドライバーみたいな物で
窓をこじ開けられるかしら…」
ご自身で問題の解決方法を考え始めた。
やってみましょう!」
目を合わせてくれて
優しいお顔になっていました。
目の前にいるその方に
自分の姿が重なっていきます。
本当に辛い時
苦しい時
正論を聞くのが悲しかった
消えてしまいたいと思っていた時
慰められるのが辛かった
日常にありふれた会話の中で
もっともっと自然に
「聴く」を大切に出来る人になりたい。
こころのオアシスは
一人一人がトーキングスティックを持ち
自分自身に繋がり語る
アドバイスもないけれど
誰かが語るその想いの中に
心が動き出す言葉があって
ホントのホントの気持ちが
共鳴したり
共振したりする
主宰者である心理カウンセラー
さらちゃんと皿パパが見守る中で
今月も豊かな温かい時間が
流れていきました。
参加させていただきまして
ありがとうございました✨
いつも沢山の学びを
ありがとうございます🙏