父が今世を卒業したのは昨年11月
もうすぐ一年になります。
転職したこともあり
私の生活環境も随分変わりましたが
実家へは変わらず通っています。
物が多い実家の片付けも
躊躇なく処分できる物から始めていき
庭の手入れも平行して
マイペースに通い続けています。
洋服なら
父がまだこの家で暮らしていても
処分しただろう染みが付いた肌着とか
もう絶対着なかったものからお別れをし
まだ着れるものや
ここ数年着ていた服は残して。
2階やキッチンや洗面所や和室
同じように少しずつ物を減らしながら
二周目
また服に戻って仕分けていく。
三周目、四周目と
何度もあちこちを回って
気持ちの整理をつけていき
7割ほど片付けられました。
最近になってようやく父個人のものに
手を出せるようになって
懐かしい物に出逢っています。
小学校の通知表
家族旅行の写真
結婚式で読んだ両親への手紙
父が卒業した小学校の
100周年記念アルバム
(名前の明記もなかった年代で
小さかった父がどこにいるのか分かりません💦)
本棚のガラス部分に貼られていた
自分で撮影した
お気に入りだった写真
持ち家を持つ前
平屋の県営住宅に住んでいた頃
犬や文鳥や猫が家にいた
朝起きると庭で飼っていたスピッツが
子供を産んでいて
びっくりしたこともあったっけ
娘の私に見せた父の晩年は
めったに笑わない頑固で気難しい人
という印象が強いけれど
私はまだまだ
小鳥を愛でるこの人の
人生の一部分しか知らない
ゆっくりのんびり
対話を続けています。