先日入院先で
父が誤嚥性肺炎を起こしました
93歳でもあり
急変も起こりうるので来てくださいと
病院からの連絡を受け
面会時には
酸素マスクをしていましたが
反応もよく会話もできました。
10年ほど前、
義父が誤嚥性肺炎で急速に状態が悪化していくのを看取りました。その時と比べて経過はよさそうに感じたので顔を見てほっとしました。
医師の説明も急変も有り得ますが
今は回復傾向であることの説明を受けました。
思い詰めた視線で
私を見つめ続ける父の表情は
最後の時間だと感じてるように見えて
「お父さん!新しい住まいが見つかったよ!しっかり身体を治したら行こうね」
そう声をかけると
とても驚いた顔をして
もごもごしながらも
「どこだ?」と声をだしたり
ズレてくる酸素マスクを
自分で直したり
意識は本当にしっかりしていました。
今回の入院で
区分変更をお願いしました。
介護2がでるかどうかと
言われていましたが
要介護3が認定され
特別養護老人ホームへの道も見え
選択肢を広げて探し始めていました
幸いすぐに実家から近い
特別養護老人ホームに決まり
早ければ8月上旬にでもと申込み先の
特養からのお話を受けた翌日に
誤嚥性肺炎になり延期に…。
嚥下機能も少しずつ落ち
身体全体の不調もある中で
母の時に感じた苦しみ
旅立ちのときに向けて
どう向き合うかを
「平穏死」の記事を読んで
混乱しがちな選択が整理され
家族としても介護職としても
背中を支えてもらいながら
向き合えそうな気持ちになりました。
いつかは訪れる
それぞれの旅立ちに
どんな形で寄り添えるのか
何を大切にしたいのか
父と私
お互いを見つめあうひとときが
今はとても
幸せな尊い時間です

