2014年から通い続けている
名古屋ステップアップでの
コロナ禍で開催を見送る中、今年初めての4月の開催日が近づきつつある頃に
腰椎圧迫骨折の父の介助と母の旅立ちに向き合う日々を過ごしていました
この状況だからこそ
ほんの数時間自分の為にこころのオアシスに行ってその場を創り出す皆さんと共にその空気感に触れたい…
張り詰めた日々の中
自分を支える為にも
そんな願いも持っていた
兄の看取りで行けなくなった日に想いが重なりまた同じ状況を経験するのかも…
そんな先の見えない不安が過去に繋がり脳裏をかすめたりもした
心の底から行きたいと願った
兄を看取ったあの日
今は今、とそう無心のつもりで
向き合う母との日々の中で
行けると設定して
今を大切に過ごす
ある日そう自分が発した言葉に
強く違和感を覚え
自分の中で軌道修正が起きました
母のいのちは誰のものでもなく
兄と重ねるものでもなく
何かと重ねるものでもなく
生きててほしい
そう願う気持ちも
苦しむなら早く終わらせてあげたい
と真逆な気持ちも
根底にあるもの
その感情が生まれる根源を
確かめるように母を見つめ直した
そして今生きている
一呼吸一呼吸する母と向き合い
その瞬間もそこに生まれる想いも
大切に過ごしました
母は母にとっての最善のタイミングで
旅立てますように
そう心から母に寄り添い
その時を迎えました
そしていくつもの偶然に寄り添われ
通夜葬儀を終えました
葬儀翌日父の朝ごはんを用意し
後片付けや整理をしていると
今日はゆっくり休みたい
一日寝たい。
そう父が言った
私の身体を心配してくださっているケアマネさんがお昼のヘルパーさんの手配をしてくれていた。
美保さんの体が心配です。休んでください。そうメールが届いていた。
(この日ケアマネさんもヘルパーさんとは別の時間に訪問してくれたことを後に知りました)
その日は日曜日の為
役所手続きも病院受診も出来ない
平日になればまた忙しい日々が始まる
父の圧迫骨折、母の看取りの慌ただしく過ごした日々に
初めてぽっかり空いた時間
時計を見つめ
様々な想いが駆け巡ってきた
この偶然の贈り物を受け止め
私も私を大切にしよう
そう思い
車を走らせその場所に向かいました
そこは温かな人達が創る空間
大切に想いを受け止めてくれる場所
愛の中で見守られながら
自分の本当の気持ちに繋がる場所
ステップアップでの
こころのオアシスは
主宰者の心理カウンセラー
皿井啓之さん がガリガリガリと豆を挽いて珈琲の優しい香りに包まれながら始まっていく
一本の柱を中心に
車座になって皆で向かい合いトーキングスティックを持つ人が想いを語り始める
そこに集まる人達と
その場に居なくても愛で繋がり
想いを響き合わせる人達と
共に創られている場所
この日ここへ辿り着けるように
巡り合わせてくれた全ての采配に
目には見えなくても
繋がっている存在を感じながら
自分の弱さと強さに向き合い
葬儀翌日
こころの整理をしてきました
その場所に出逢えた奇跡に
巡り合わせてくれた全ての采配に
感謝を込めて…