デイサービスに勤務しています



介護保険を利用して
毎日20〜30人程の皆さんが
通われています
(今の状況を見据えて
お休みをされる方もいらっしゃいます)


お若い方では脳疾患による
片麻痺杖歩行の50歳の方も


軽度の認知症状のある方がみえたり

90歳代の方もおみえで
ずっとヨガをやっていたから〜と
とっても身体が柔らかい



年齢じゃないんだなぁと





入浴介助をしていても
今日お風呂に入れて良かった

自宅では入ることが出来ない皆さんと
改めて感謝の日々です







医療従事者の方の大変さには
及ばないけれど

介護の場面でも苦しい経験に
直面することもあるけれど




私は
やっぱりこのお仕事が好きです






この職場に勤め始めて丸6年

たくさんの出逢いと別れがありました







数年前

余命を告げられた癌を患う利用者様







通常この施設では対応できないほど

身体が弱っていても



ここがいい



そう言って最後の入院になるまで

通ってくださいました





休憩室のベットに横になり

身体の痛みをこらえながら



「擦ってくれ」とコールで呼び

1分も経たないうちに



「ありがとう。もういい」






痛みに堪えながら

こちらを気遣い


通常の仕事に戻るよう促す









すぐにまた他のスタッフに声をかけて

同じように




「ありがとう。もういい」


それを何度も繰り返されました








1分に満たない時間の中で

想いの限りに寄り添いあった

幸せなひとときだった








周りには
仲良しの利用者様が一緒に過ごされ

元気な頃と変わらず
普段通りに会話して
笑い声も聞こえていた休憩室







立ち上がる事も辛く

入浴のための移動に

肩で息を切らしながら



「なんで俺は立てないんだ!」



そう悔しさをぶつけてみえた







入浴はシャワーのみの指示の中

「入れろ!湯船に入れろ!」

「俺が入りたいと言ってるんだ!」







気持ちは入れたくても

入れてあげられなかった悔しさが
今も残っています。









でも今
私の中に沸き起こるお顔は





自分らしく生き抜いた満足そうな
笑顔の一面だ








誰もが自然な心で向き合う中で
感じていた




その方がどう生きたいのかを







皆が静かに寄り添った











職場には
ご自宅のお庭に咲く花を
とっても素敵な笑顔で
利用者様がよく持ってきてくださいます













デイサービスに到着されたとき
昼食時
おやつを召し上がるときなど


「手洗いうがいと消毒をお願いします」

そう声をおかけします





何も言わなくても
普段からしっかり
手洗いをしてくださる方


声掛けに
「手洗いは大事だからな」
そう言ってすぐに動いてくださる方



中には自分は大丈夫と言って
動いてくださらない方もいます






でもちゃんと心を込めてお伝えすると

口を尖らせ渋りながらも
洗面所に向かってくださる方がいたり





私達より
立ち上がることも

移動することも辛い身体

「めんどくさい」
そう言われることもありました





それでも
お一人でも


やらされるのではなく



しなければいけないのではなく






心を込める祈りの行動








意識を持つ
意識に寄り添う
意識を行動に移す


 

ウイルスが
身近にあってもなくても




その方の身体と心に繋がりながら

ご自宅に帰っても

意識していけるように







未来に繋がる



お声掛けをする







一人ひとりの想いは
大きなチカラになって





未来を見つめる花が咲き

今を必ず動かしていくと




私も皆と一緒に
信じ祈っているから



















傍にいても離れていても



想いを重ね合わせよう








私達は


明るい笑顔の咲く


未来を



今を




大切に育て創り出しているのだから