初めてこころのオアシスに参加したのは
2014年3月のことでした
その場所に
誰が来るのか
何人いるのか
何をするところかもわからないままで
向かった場所
聴いてもらうことも辛かったとき
その日のことを
今振り返って思い起こしてみても
自分と向き合うことなど
まったく知らないまま生きていて
子育てと介護と仕事に忙殺されて
ただ起こる出来事を
精一杯こなすだけの日々に
何も見えなくなって生きていた
生き方に
ぽんぽんと
肩を優しく叩かれたような
そんな感覚だったかもしれない
自分のことを語ることも苦しくて
自分なんて何も無くて
怖くて怖くて怖くて
牛歩のような足取りでその場に向かった
あの日から
通い始めて来月で丸6年
今日は令和2年
最初のこころのオアシスに
参加してきました
6年たっても
変わらないものは
故郷に帰ってきたような
家族のような温かさ
車座になって
淹れたてのコーヒーをいただきながら
大切に聴いていただき
聴かせていただく
私にとって
日々忙しく流れていってしまう
どんな感情も
蓋をしてきて見ないふりをしてきた
誰にも見せられない感情も
大切に整えてきた
6年たっても変わらない
ここは安心して
自分に向き合える大切な場所