約2週間ほど
実家に泊まったり通ったりしていましたが
少しずつ通常の生活に戻しています
職場にも復帰しました
職場の勉強会で学んだこと
問題行動には
人生の中の未解決な問題が隠されている
この視点にたって
父と向き合っていました
目の前の出来事は
様々なことがありましたが
その先にある原因となるものに
その先にあるたったひとつを
いつも意識して
父がこれからも
一人暮らしができるのか
時に 助け
時に 待ち
時に 本気で喧嘩して
最善の方法を悩みながらも
父と一緒に模索しました
この2週間
1番ひどい父の状態を見ていたとき
ここからどんどん酷くなっていくのなら
覚悟しないといけないと
思った行動もありました
先の見えない不安から
一杯いっぱいになる感情を抱えながら
病院の母の所に行き
母の顔を眺めていると
涙が浮かんできたときもありました
でもそんな時
テレビから流れるニュースの中に
愛知県大府市は認知症の方に対して
今まで使われていた徘徊という言葉を
使わない取り組みをしていることを知ります
これから増え続けると予測される
認知症高齢者
地域で支え合う取り組み
出来ないこと
出来ること
両方に光をあてて
父の気持ちに寄り添いました
どんな事に
どんな時に混乱し
認知症状が出やすいのか
どんなことなら今までと変わらず
楽しく過ごせるのか
一緒に過ごさなければ見えなかった事
沢山の可能性を見つけて
ひとつひとつ
形にしていきました
出来なくなったことは
できるところまで戻って
自信をつけてもらったりすることで
緩和したものもありました
父の気持ちを聴く時間を持てました
一人暮らしをする上で
1番心配だったのは火の始末でした
今まで
父と母を支えてくれていたキッチンを
感謝しながら掃除した
翌日のこと
思いがけず
ガスコンロが壊れてくれた
こんな偶然
泣けちゃいますよ
父が体調崩したのも
母のいる病院にいたときのこと
父と私が約束なく
偶然居合わせた時に嘔吐したタイミングも
偶然なんかじゃないのかもしれない
毎週
1時間だけですがヘルパーさんに
入っていただけるようになりました
母の時に来てくださっていた事業所を指定し
顔なじみの方が来てくれます
現在要支援ですがちょうど更新時期で
要介護に認定されれば
その事業所の
母の時のケアマネさんに繋がります
父の性格も苦労も
兄を亡くした時のことも
ずっと見守ってくださっていたケアマネさん
あんなにも嫌がっていたけれど
「知った人が来るのは嬉しい」
そう穏やかな顔で言う父
来ることが決まると
家の中をきれいにしようと
物を片付け始めたり意欲が湧き出てきます
頑なな父は
色んな人のチカラを借りて
受け取ることを
少しずつ出来るようになって行くのかな
父はまだ地域の中で暮らしていける
そう確信して
これからも見守りながら
大切に通い続けます
目の前に起こる出来事の
その奥にある
本当に大切なものを経験するために
人はなんの為に生まれてくるのか
感じてもらうために
私の1日いちにちは
皆さんとの1日いちにちと
重なり合って
響き合って
未来を見据えながら
過ごすことができました
今日も有り難う御座います(*´∀`)


