雪が降った翌日
所々凍っていたので
雪に慣れていない私は
ノーマルタイヤの車を諦めて
電車を使って実家に行きました






実家近くのスーパーに
歩いて買い物に行く途中

冷たい空気の中で空を見上げて深呼吸





母が入院してもう半年


同時に始まった父の一人暮らし




母が自宅に居たときは
デイサービスの方だったり
ヘルパーさんだったり

老老介護だった両親は
毎日必ず誰かとの交流があるように
(安否確認が出来るように)
以前担当してくださっていた
ケアマネさんが
スケジュールを組んでくれていました




母が入院してから
一人暮らしの父の家には

定期的に訪れる人もいなくなる


当時のケアマネージャーさんは
父の性格も置かれている状況も
深く理解してくださっていた方なので

父の認定を受けるように
何度も何度も
数年前から勧めてくれていた


母の入院をきっかけに
半ば強引に父の認定を申請し

地域包括支援センターに行き
現在の状況を聴いていただき

自宅にも社会福祉士の方が来て下さり
父と直接話をしてもらったり

孤立気味な父に
地域との繋がりを作りました





網戸も汚れていて
とっても見にくいのですが
父が座る場所から見える景色
野鳥が数羽訪れて
父を和ませてくれています
 (*´∀`)



身体の調子が悪いと父が弱音を吐いたのが
1月半ばごろ





少しずつ

年老いていく父

気持ちと
身体のバランスが保てなくなる






老いと

向き合う







いつ頃からか

ペットボトルの蓋が開けられなくなった




母が入院したあの日に気がついた

歩きがとても遅くなった




母の為に用意したと思い込んでいた
上がり框の所にある踏み台は

父の足の上がりが悪いためだった



母が居るときは2階で寝ていた父が
入院を機に1階で寝るようになったのは
階段を登るのが辛かったからだった


でも母のいる病室には
エレベーターを使わずに
階段で3階まで登ります




部屋の家具を動かす時
手伝うと言っても
今はやらない
今度の時でいいと言い



次に行ったときには
すでに一人で動かしている





この頃体調が悪く
床からの立ち上がりが悪くなった
寒いからと
布団乾燥機を使って毛布に包まる父


夜寝ているとすぐに切れるから(90分)
寒くてその度に目が覚める
良く寝むれん、、、と



他に暖かくする方法を伝えても
聴きません
強引にこれを使ってと購入しても
置いてあるだけ
使いません


こちらが勝手に変えても
元に戻されます






抱えられる身体だったら
間違いなく病院受診させたかった
先週のうしろ姿



どんなに調子が悪くても
自分の生き方を変えない

助けを求めない


そんな
父と向かい合いの中で



同じことを繰り返していた
自分にふと気がつく
また私の価値観を
押し付けていたのかもしれない



正しさや常識や知識と思い込んでいるものは
必ずしも父に当てはまるものでもなく


父の
ありのままを受け止めること



頑固さ故に
受け止めてもらう経験の少ない父を




まるごと受け止める





実家の近くにある公園の樹




左耳は全く聞こえない
右耳は補聴器を使っても聞き辛い聴力


広告の裏を使って
メモを残していく


繰り返し読んでもらえるように
離れていても
一人じゃないって思ってもらえるように



食べない
食べられないかもしれないと
分かっていたけど
おむすびとおかずを置いていく
おむすびと汁物は食べてくれました



愛を感じてもらえるように


 



次は何日に来るねと書いていく

未来を見てもらえるように




要支援2の認定は受けていても
サービスを利用しない父


再び地域包括支援センターに
電話相談し
体調の悪い今の現状だけを
知ってもらいたいと伝えると


その日すぐに来て下さり
ありのままを見ていただきました




離れて暮らす夫と私の二人の目より
三人の目、
そして四人の目



そしてその日私達が帰ったあと
民生委員の方も来てくださいました




後日やはり父には怒られます
でもそれも
数ヶ月前までのキツイ言い方でもない



帰るねと手を振ると
黙って手を振り返す父



体調悪いから
母の所には行かなくても良いんだよと
伝えても


少し良くなった頃
無理をして行っていた





最後まで
自分の生き方を貫こうとする父を



うけとめる





今は食欲がもう少し出れば
一安心な程に良くなってきました


2週間ほど2〜3日ごとに通い
体調を確認し
父の生き方を垣間見ながら


心配というエゴを手放し
父に寄り添う


先の見えない時間は
不安が付きものだけど



自分を支えていたものは

自分の中にある大切なもの



私はきっと大丈夫

父もきっと大丈夫



そう自分と父を信じるチカラでした










実家近くのスーパーに買い物へ行き
寒くて寒くてお手洗いに駆け込み
鏡を見ると




いやぁ〜ヾ(。>﹏<。)ノ゙✧*。

と叫んだわたし




慌てていたのか





すっぴん。。。








気を取り直して
お手洗いのすぐ横に100均のお店
このピンチになんて幸運
急いでリップとアイブロウを購入し
修復しましたよ



1人ケタケタ笑う私のそばには
やっぱり誰かがいてくれて




緩ませてくれる
 
護られている

一緒にいてくれるって





そう信じてる










今日もお空に向かって



ありがとう





笑顔を


ありがとう(*´∀`)




そんな私の1日いちにち






最後までお読み下さり

ありがとうございました