少し前に
たまたま出来たことを大きな声で
「すご〜い!!すご〜い!!」
って言われたことがありました

こんな風に褒められること
大人になってあまり体験してないので

その時の気分はただただ嬉しくて
笑ってる自分が
こころから喜んでいる瞬間でした





右麻痺の
歳の近い利用者様


最近バスから降りるとき
「どうも、、」
とか細い声を出して
挨拶してくれるようになってきました



決められた時間以外は
じっと座って一人で過ごすことが多い方

レクリェーションで
カレンダーを作成したりもするのですが
お声をかけても
首を横に振りうつむかれる


その方が来られる日
私の出勤が重なるとき
2週間に1〜3回かな

仕事の割り振りもあるので
更に関われるチャンスも減ってしまう

少しずつ和らいできているのを
感じているので
カレンダーの折り紙を勧めてみます

この日は 「右手が、、使えないから、、」
と言葉でお返事をしてくださいました

その表情を見ながら感じたまま
「私が一緒に押さえますから」
ともう一声



しばらくして
黙ったまま頷かれました


その時作成したものはお花
途中まで鶴の工程と同じです


ここまでを目指します

最初に三角に折るときも
私が一緒に押さえます
こころを合わせる時間


時間をかけて丁寧に折られる姿を観ていて
「もしかしてA型ですかぁ?」( ´∀`)
とお聞きすると
お顔がほころび頷かれる


徐々に小さくなっていく折り紙に
下敷きとクリップを使って
おりがみを固定し
折る角度ごとに
折りやすい向きを体験してもらいます


人と一緒に作る時間と
一人でも工夫次第で出来る体験
どのくらい時間かかったかな

疲れた様子で大きくひと呼吸

他のスタッフも覗きに来て

この方が人の輪に入って折り紙を折る姿を
受け止めながら
「すご〜い綺麗に折ってる」
ってこころから感動して発した言葉に

ずっとやらなかった世界に触れ
何かがこころの中で動き出すお顔を
見せてくださいました


そしてそれから数日後
新しく入ったパズルゲームを
勧めてみると


今度は前向きなお顔で
頷かれました


私もやってみたので
楽しいし夢中になります

レベル1からレベル5
途中苦戦しながらも楽しいのでしょう

クリアーする度に近くを通る私を
呼び止め
見てくれと言わんばかりに
満足したお顔(*´∀`)




決められた様々な形をした木型を
決められた外枠に収まるように
並べるパズルゲームなのですが

レベル5は2パターンしか成功例がない
難問でした

驚きの声を上げる私に
やりきった感のお顔

頑なさの中で生きているのを
ずっとずっと見ていたので
こんな瞬間に立ち会えることは
私にとっても
こころの中で何かが動き出す出来事でした


集中して首も凝ったでしょう
エアロバイクやりましょかと勧めます

この日はいつもより
身体を気持ちよく動かせたのかなと




バイクを漕ぐ後ろ姿を眺めながら






私の中に見える世界


すべては繋がっている
 

きっと


きっと



繋がっている


















私もひとつ嬉しくて始めてみようかな
って思うことができました( ´∀`)

きっと上手にできないから
近場に
教えてくれる場所がみつからないし
長続きしないし

出来ないと思っていた思考の奥にある

本当はやってみたいの気持ち
出来るようになりたい憧れの気持ち
子供の頃に感じたままの純粋な気持ち


出来るようになったら

両親に
職場に
友人に



見てもらおう(*´∀`)