
父の背中を見て想う
80も半ばを過ぎ
脳梗塞片麻痺の母を
15年以上一人で看てくれている
2015年9月に52才の息子(私の兄)を亡くし
老後は面倒を看てくれるのか
兄夫婦と衝突してきた父
自分も胃ガンを患い
全摘勧められるもポリープ除去ですまし
自分と母の老いを日々見つめる人生
父の人生に想いをはせる
兄が亡くなってから
ますます頑固になっている父
踏ん張り続けた人生を創りあげてきた
その経験からくる価値観を
手放すことは
誰だって難しい
その価値観を手放したら
自分が自分で無くなってしまうよね
1番大切だと思い込んでいる価値観
手放せないよね
辛い寂しいって口にしたら
自分を保てなくなるから
踏ん張れなくなるから
本当の気持ちを
自分で認めることができない
だから
ずっと頑なに生きる父に
私が出来ることは
やっぱり話を
大切に
大切に
聴くことから始まるのかな
頑固でひどいことを私に言う父
会えば口論にもなるけれど
私の価値観を手放してみたら
残ったものは
子供として愛されたい
父として愛したい
ただそれだけだったね
庭に餌をおき
小鳥が来るのを
楽しみに眺める父の優しさ
素直に見せてくれないけれど
そんな1面も気づくことが
できるようになりました




1年ほど前に撮った写真
花や小鳥を眺める
父の気持ちになってみる