ハンセン病問題を考える上映会で、「あつい壁」という映画を観てきました。

1954年に実際に起きた黒髪校事件を基に製作され、1970年に公開された映画でした。

 

ハンセン病と診断された親と、離れて生活していた子供が、学区内の一般の学校に通えるようになって登校したところ、その学校のPTAの多くが強く反対して、入学拒否運動を展開するという…。

登校した子供達が、どれ程の心の傷を受けただろうか?と想像しきれないことを考えました。

 

感染力が弱かったと言われているし、戦後には治療薬も入ってきているらしいのに、隔離政策が続いたということも、一体なぜ?と、今の私にはよく分かりません。

 

小説「あん」(著/ドリアン助川)、漫画「麦ばあの島」(著/古林海月)、「花に逢はん」(著/伊波敏男)を読んだことがあるけれど、どれも、一体どうして?と思いました。

 

遺骨になってなお、故郷に戻れないなんて、気の毒すぎて想像を絶します。

 

分からないことは、継続して、知ろう!とする姿勢でいよう!と思います。

十分に全てのことを知らないとしても、思いやりを持って過ごしたいと思います。