以前、我が家では
僕たちがそこそこお行儀よく食事が出来るようになった頃から
ずっとお世話になっていたフレンチのお店がありました。
誕生日だの、クリスマスだの、母の日だのと
折々の記念日には必ずお世話になってました。
季節ごとに食材の好き嫌いを訊ねてくれる
気取らない、とても美味しいお店でしたが、
ある日突然の閉店。
理由は
20年間フレンチレストランを続けたら
スパッとやめるという計画だった…との事。
いただいた料理の味とともに、
記念日の記憶残るお店や
シェフであるご主人や奥様とも
心残りのお別れでした。
その後しばらく我が家では
フレンチレストランジプシーが続きましたが、
やっと素晴らしいお店を発見した時の嬉しさ!!!
ビックリするほどの安価で
ひとつひとつに真心と手間暇をかけた
他にはないプロの味にぞっこんになり、
そのお店からまた
我が家の記念日の味がスタートしました。
ところが!!!
そのお店がまたも閉店すると聞いて・・・。
。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ディナーをいただけるのは15日が最後、
何とか滑り込みセーフで行ってきました。
食べ物ブログみたいですが
最後のお料理の写真、アップさせて下さい。
▼冷静スープ・・・
香ばしくローストしたフォアグラが乗ってた
▼前菜・・・1品1品、繊細な味のアート作品
▼魚料理・・・いつも旬の魚が2種類
▼肉料理・・・小さなグラスはトマトを絞ったスープ
デザート・・・クレープは桃とバナナだった
いつも冷たい品、室温の品、暖かい品の3種類
写真を撮り忘れましたが、
これにパンと、紅茶orコーヒーが付いて
3,240円という驚異的な料金。
お値段の安さにも驚きますが、
変化に富んだ豊かな彩りと味は、
季節ごとの食材に丁寧にかけられた手数と
プロとしての真心を感じさせて、
素人の僕たちにでも
その素晴らしさがよくわかりました。
いつもご夫婦揃っての客の見送りが習慣で
先日も帰り際、
いつものようにご夫婦で店の入り口まで出て
丁寧にお見送りして下さいました。
記念日の味第2章のエンディング。
ご馳走様でした。
お世話になりました。
とても寂しいですが、この味忘れません。
・・・ありがとうございました。
う~ん・・・第3章のスタート目指して
また我が家の記念日レストラン探しが
始まるな・・・