僕は実家が三重県で、
伊勢神宮は言わば地元です。
それもあって、
いつか出雲大社を参拝したいと、ずっと思っていました。
なかなかチャンスがなかったので、
今回、家族で出雲を訪れることになったのを、
一番喜んでいたのは、僕かも知れません。
朝、山口を出るときは、まるで台風のような暴風雨でしたが、
雨雲とレースするような形でたどり着いた出雲は、
時折雨が降りかかるものの、参拝に困るほどのことはなく、
境内に入ると、風がぴたりと静まったのはとても不思議でした。
身も心も引き締まるような、荘厳な空気の伊勢神宮に対して、
出雲大社の空気は、何やら大らかでフレンドリーで、
人肌のぬくもりが感じられるような気がしました。
たくさんの人が列をなす本殿の前で、
当然、僕もひとりの独身男性として、
ひたすら良いご縁を願って、二拝四拍手一拝 (*v.v)。
そして、
『共に人生を歩める女性と、巡り会えますように』と、
心から祈っておみくじを引いたのですが・・・。
おみくじを開いて、僕は固まってしまいました (゚_゚i)。
思いっきりダイレクトに、
出雲の神様からメッセージを送られたと思いました。
以下がおみくじの内容です。
【訓】
眼に見えざれども、吾人の一挙一動を知る者三あり。
曰く神、曰く祖先、曰く良心。
【運勢】
本年は、何事も引っ込み思案や取越し苦労は大禁物。
思い切って大胆に行うがよい。
出雲の神様は、
良縁だけを願った単純な僕に、
この仕事をする上での人としての心構えを、
まず、説いて下さった、と思いました。
そして、
いつも何かと、先々を考え過ぎる僕に、
頭を上げて胸を張って、どんと行けと、
背中を叩いて下さった、と感じました。
良縁より、仕事・・・かな(・・;)?と、
ヒヤリとした瞬間でした。
でも、
結婚、大いによしって書いてあるしな(´∀`)、
などと性懲りもなく考えながら、車を走らせて行くと、
宍道湖の向こうに、くっきりと虹の足元が見え、
強風にあおられた宍道湖の高波と、
夕空に立つ虹が、とても印象的でした。
忘れられない、
出雲大社、初めての参拝になりそうです。
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