祖母は、母乳の少ないお母さんだったそうです。
伯父を育てる時に、大変苦労した祖母は、
母がお腹に入ったとわかった時に、
曾祖父に「山羊を飼って下さい」と、お願いしたのだとか。
そやから、東吾のお母さんは山羊のお乳で育ったんやよ、と、
ばあちゃんは笑って言います。
山羊だけでなく、
雀、メジロ、ヤマガラ、ウグイス、カラス、トンビ、インコ、九官鳥、アヒル、狐、狸、ハムスター、熱帯魚・・・
ずいぶん色々飼っていたらしいです。
野鳥が多いのは、
曾祖父が、野鳥のヒナを育てることが上手だったからだそうで、
林業が盛んだった頃、枝打ち作業中に鳥の巣が落ちてくると、
中の雛を育ててやってくれと、
みんなが曾祖父の元に持ち込んできたのだそうです。
職人だった曾祖父は、地元の猟友会にも所属していたため、
家には絶えず2~3匹の猟犬がいたようですし、
狐や狸は、狩猟中の成り行きで、飼うことになったものだったとか。
日本昔話みたいな時代です。
ハムスターだのアヒルだのは、
少し時代が後になって、
母が子どもの頃に、ねだって飼ってもらったのだそうですが、
祖母や母から聞く、それぞれの生き物たちの話は、
笑えるエピソードが山盛りで、
どれもペットショップでは入手できない面白ネタばかりです。
ところが、
そんな生き物だらけだった母の実家の昔話に、
猫だけは登場しません。
猟師にとっては、犬が何より大切なパートナー。
飼い主と一心同体で動く、聡明で愛情深い猟犬と異なり、
どうやら猫は嫌われる存在だった感じです。
だから、
90年近い祖母の人生で、
セラは祖母が初めて触れた猫でした。
膝の上の猫の、柔らかで温かな体は、
祖母に強い印象を与えたようで、
猫は可愛いねぇ、セラは元気?と、
毎週施設に出かけるたびに、祖母が母に聞くのだそうです。
祖母の人生に、最後に登場した猫が、
今、祖母の心を楽しませてくれています。
▼おやつ待ち
▼雪を見る・・・
いつもと少し雰囲気の違う、セラのコーナー、
最後までお付き合い下さって、ありがとうございました。
来週は、またいつもの日常こぼれ話、させていただきます。
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日時:2月14日(日)11:30~17:00
場所:よみうり神戸ホール
神戸市中央区栄町通1-1-10
読売神戸ビル2F

日時:3月19日(土)10:30~16:00
場所:京都テルサ東館セミナー室1・2
京都市南区東九条下殿田町70番地
京都府民総合交流プラザ内

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