飯田史彦先生のカウンセリングは、40分間と決まっています。
その限られた時間を大切にするために、
僕がこの仕事に就いた経緯、カウンセリングを申し込んだ訳などは、
事前にお手紙を差し上げていました。
1人での入室と決まっているカウンセリング室に、
戸惑いながら、僕たち3人が入室すると、
先生は、
「挨拶は抜きにしましょう」
「時間が限られていますので、すぐにご質問に入りましょう」
と、切り出されました。
とはいえ、
振り返ってみれば、こちらから質問させていただく必要はほとんどなく、
お伺いしたかった内容を全て含む、
とても貴重なお話を、先生の方からお話し下さいました。
僕が時間を気にすると、
「今日は最初から、時間延長するつもりでお話ししています」
「この後は僕のお昼休みですから、大丈夫です」と。
「本には書けない内容です」 と、自殺や殺人、戦争などを含む、
公衆には伝えるのが難しい内容や、
霊能力や占いなどの分野にも、深く踏み込んで言及され、
僕がこの仕事をする上で、
どうしても伺わなければならないと思っていたことはもちろん、
この先進むべき方向性や、
経営学者としてのアドバイスまで、
本当に細かく、親身に教えて下さいました。
そして最後に、
「君は、とてもその仕事に向いています。
カウンセラーに何よりも必要なものを、君は備えていますから」
と・・・・・・!!
「80%は、生まれつき備わったものです。
あとの20%で、手相学などの知識を活かして下さい」
「そんな風に生んでもらったことを、ご両親に感謝して下さいね」
僕は、もう嬉しくて、光栄で・・・・・・・頭の中が真っ白・・・・・・。
かつて、初めて師匠にお会いしたとき、
「精神的に人を助けるのが、あなたの本来の使命です。他には考えられません」と、
断言されたときのことを思い返しました。
その言葉をたよりに、夢中で進んできたこの道に、
『よくできました』スタンプをいただいたような気持ちでした。
幸福感で胸が一杯になって、何とお礼を言ったのか、よく覚えていません。
「この先も、わからないことがあれば、いつでも相談にいらっしゃい」
と、舞い上がるような言葉をいただいて、退室する際、
母が思わず、といった感じで、伺いました。
「先生は、どうして私たちが3人で来ていると、お知りになったのでしょう」
そうしたら先生は、当たり前のように、
「事前に光が現れて、皆さん全員に入ってもらうようにと言われましたから」
とおっしゃいました。
この日僕が
先生からいただいた言葉の数々は、
僕の生涯の宝物です。
大切なアドバイスの、ひとつひとつを無駄にしないよう、
謙虚に、誠実に、
皆様の心にひとつでもたくさん、灯りをともしていくのが
僕の使命だと、あらためて確信しました

そして、そんな使命を持ったことに、
僕は感謝でいっぱいです。