尾崎里美先生 のセミナーで聞いたお話です。
中村文昭氏が、彼の会社クロフネカンパニーで、
引きこもりの若者たちを集めて、農業を始めようとしたとき、
地元の農家の方々から、
「素人が遊び半分に手を出して、できるわけがない!」と、
さんざん非難され、バカにされたそうです。
もともとが引きこもりで、気の弱い若者たちが、
何も言えずに萎縮しそうになったとき、
中村氏は
「いいぞ!もっとしっかり罵倒されろよ!」と言い、
その様子を映像にして残すように言ったそうです。
「お前たちは数年後には、情熱大陸に取り上げられるんだから。」
その時には、その映像を流して、
こんなにバカにされた彼らが、こんなに大きく成功したんだと、
感動的なドラマにするのだから、と。
尾崎先生が、中村氏の会社に電話したとき、
「保留メロディーまで情熱大陸やったわ~(≧▽≦)」とのことでした。
きっと、働く彼らの心には、
情熱大陸のメロディーが、BGMとなって染みついているはずです。
なんて効果的なイメージトレーニングでしょうか!
どんな人でも、どうしようもなく落ち込んでしまうことがあります。
そんな時、僕はこのBGMが、
家族や友達の励ましに匹敵するくらい、
強い力を発揮すると思うのです。
それは、
メロディーを聴いた瞬間に、物語が広がるからだと思います。
それって、テレビドラマや小説と違って、
映像や文字がない分、
聞く人ひとりひとり、100人いれば100通りの
オリジナルなイメージですよね。
人生は自分が主役の物語です。
心励まされる大好きな歌や曲を、
ちょっとへこんだ時にはBGMとして、
心の中で流してみて下さい。
そして、自分が主役のすてきなドラマだと思って、
自分を外から見てみて下さい。
BGMが盛り上げてくれる感動のドラマとして、
観客の立場から、今もがいている自分を眺めてみると、
不思議に、泣きそうだった気持ちが落ち着いて、
真っ暗だった心もグッと前向きに、なれると思います。
人生は自分が主役の物語です。
思いっきりカッコイイ物語をつくっていきましょう!
心に流すBGMは、それを手伝ってくれる
とても心強いツールだと思います。