僕はとびきりのネコ好きですけど、もちろん犬も大好きです。
実は、僕の家では伝説のようになっている、
2匹の犬がいます。
まるで人間のように、ありありと魂を感じさせて、
ある意味、人間以上に飼い主と心を通わせていた彼女たちの話を、
僕はどうしても記事にしたいと思いました。
手相にも人相にも関係なくて、
おまけに僕が生まれる前から幼い頃にかけての話なので、
両親と兄から聞いたところも多のですが、
よければ2匹の犬のお話、読んでいただけると嬉しいです。
僕のじいちゃんのお父さん、つまり曾祖父は猟師でした。
もちろん本業ではなく、地元の猟友会に所属して、
田畑を荒らすイノシシや鹿などの個体数が増えすぎたとき、
町役場から依頼されて狩りをする猟師です。
そして、じいちゃんの弟、つまり大叔父がその跡を継いで狩猟をする人でした。
僕はもちろん曾祖父は知りませんが、
我が家のように出入りしていた、近所の大叔父のことはよく覚えています。
そして、大叔父が愛していた犬たちのことも。
猟犬は必ず日本犬、それも雑種、そして雌犬に限ったそうです。
子犬が生まれると、しっぽを持ってぶら下げて、
そこで「キャンキャン」と鳴かない犬を選んだとか。
鳴いちゃう子犬達は猟犬には向かないと、
ペットとして飼って下さる方に、もらわれていくのだそうです。
そんなテストに残った子犬は、ちょっと大きくなると、お母さんと一緒に山に連れて行きます。
そこでもまたテストがあって、
まず人間より後ろを歩きたがる犬はダメ、
(ペットのお散歩との大きな違いですね~)
そして山で迷ったとき、さっさとあきらめて、先に家に帰ってきてしまう犬も失格。
もちろん、銃声を怖がる犬もアウトです。
(雷はとても怖がってましたが、これは全然OKらしいです)
そうして選ばれた歴代の猟犬たちの中でも、
ビックリするほど賢くて、大叔父が心から愛していたのが
チャチャと花子という、母娘2匹でした。
長い記事です。
次回、両親から聞いたチャチャのお話をさせていただきますね。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。