じいちゃんの待つ田舎へ帰る途中、
お茶やさんに立ち寄りました。
あ、京都にあるような御茶屋さんじゃなくて、緑茶を販売するお店です (^∇^)。
僕が育ったのは宇治や静岡と同じような、お茶どころ。
5月には国道沿いに新茶の幟が立ち並ぶ、そんな山村です。
その途中に、この小さなお店があります。
最初は普通の茶葉直売店でした。
ところが、店内で喫茶コーナーを始めた頃から、いつ前を通っても車がいっぱい・・・・。
あまりに身近すぎて、今までお茶を飲みに入ることもなかったのですが、
今日、はじめて入ってみました。
お茶はいちばん高いので700円。
僕がとったのはおすすめの400円。
お店手作りのお菓子を付けるとプラス210円。
どれも美味しそうでしたが、僕はまず王道の羊羹で。
女性の店員さんが運んできてくれたのは、想像していたのと違って、
急須と適温にさましたお湯、そして砂時計でした。
店員さんが、丁寧に教えてくれます。
湯冷ましを急須に注ぎ、砂時計が落ちきったところで、最後の1滴まで絞るように注ぐ。
そのとき急須は揺すらない。
2煎目は、湯冷ましを入れたら、砂時計を待つことなくすぐに注ぐ。
3煎目以降は、湯冷ましではなく、ポットのお湯で。
これが、驚くほどの味。
自慢じゃないけど、僕も茶どころ育ちで、毎年5月には新茶を楽しむ環境で大きくなりました。
普通の若者よりは、お茶の味がわかると思っていました。
でも、でも、ぜ~んぜん! 違ってたんです。
え~っ! これ何?!! ってほど。
僕の知ってる味じゃない!
4煎目を飲んでも、まだまだしっかりお茶は濃くて、
充分満喫しましたけど、飲むなら7~8杯は美味しく飲めそうな感じでした。
手作り羊羹もとてもおいしくて、写真の奥にちらりと見えるのは、
田舎の家庭の手作りそのものの味をした、小さなおかき。
610円はけっこう高値かと、最初は思いましたが、
これは絶対、お値打ちです!
日本茶が、入れ方次第でこんなに絶妙の味になるなんて、
たぶん、ほとんどの人が知らないと思います。
このお店、なんと名古屋の駅前にも出店したんです。
名古屋駅前で日本茶の喫茶店を見つけたなら、
ぜひぜひ、入ってみて下さい。
僕のふるさとのお茶の味、
たくさんの方に味わっていただきたいと思います (*^▽^*)。