季節の名前
彼女の名前は「はる(春)」
暖かい風に吹かれてヒラリヒラリと
桜の花びら舞って
季節の始まりを喜んでいる
希望の「はる(春)」が訪れた
彼女の名前は「なつ(夏)」
元気いっぱいに小麦肌
蝉しぐれの大合唱
情熱的な灼熱の恋をする
ひまわりの笑顔「なつ(夏)」が訪れた
彼女の名前は「あき(秋)」
風が近ごろ涼しくなって
日が沈むのが早くて
秋の晩庭先のコオロギの鳴く声に
耳を澄ましてみる
物淋しい静寂の「あき(秋)」が訪れた
彼女の名前は「ふゆ(冬)」
空からチラチラと白銀の世界
雪の日には大切な人と歩きたい
静かに過去の出来事を
忘れる位大切な人と一緒に
今を歩きたい「ふゆ(冬)」が訪れた
四季の中の季節の名前
もうすぐ「はる(春)」に会える
「はる(春)」が微笑みながら
ゆっくりゆっくり近づいて来ているMOMO(深謝)