野球ゲームがとっても上手な少年が、自分は野球がうまいんだ！と思い込み、

実際やってみるとま～ったくできなかった、という話。

彼がうまかったのは、ボタン操作、だったのですね。

それにきっとルールについても詳しかっただろうし、

こんな球が来たらこうすれば打てる！みたいな知識も豊富にあったのでしょう。

でもできなかったのは、

実際に体を動かしていなかったから。

体で覚えていなかったから。

野球は、体を動かして、体に染み込ませて、

練習を重ねて重ねてこそ上手になるもの。

頭ではわかっていても体がうまく動かない、ということも往々にしてあると思います。

「健康」についても同じ。

肩こりのときはここを伸ばせばいい、

腰痛にはこのストレッチ、

こんな食べ物がいい、

と、たくさんの素晴らしい知識があるのに、

不調がなかなか改善されない…

体に染み込んでいないのです。

わかっているけれど、そしてやってみるけれど、

形だけになっている。

体を感じること。

ストレッチをするとき、

あ～体のここが伸びる感じ、

ここがほぐれてきた気がするな。

あったかくなってきた、

そういえばさっきより動かしやすくなってる。

こんなことが大切なのです。

「このストレッチは○回」

「これは何秒」

ということばかりに気が取られると、

なかなか効果はあがりません。

それより、体をちゃんと意識すること。

それで、「3回やるべきこと」を2回しかしてなかったとしても、

その方が効果はあります。

体を感じること。

感覚を大事にすること。

これができるようになれば、あなたは必ず元気になれます。

「くぅ～！染みるなぁ」というのではなく…（笑）

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