監督する人、取締役を例にすると、上に立つ人は、会計とかその他をうまく回していく責任がある。取締役でも、名目的な取締役のように、名前だけであっても、全く責任を負わないとするわけにはいかないのは、わかるであろうか。表見法理であるが、私は全く知らなかった、というのは認められないし、かえってパラドックスになってしまう(いい加減なほど責任が回避できてしまうという)。