カルテ⑫
みなさん、おはようございます
村中 智子です
さて、ある日のこと
段々と日々の業務にもなれ、大部屋から個室担当を任されることに
なりました。
O婦人80代
経営者 年収は億
💴2番目に高い個室💴
一番高い個室→3泊すると
珍獣看護師の月給より高い
やはり東京🗼だな・・・とおもいました
住む世界が違い過ぎる・・・と
(※東京タワー)
ナースコールは数分毎
担当看護師は何もできない状態です
呼ばれて病室へ行き
用事を済ませ、
退出した瞬間に
またナースコールです
しかし、その女性の表情はいつも寂しそうだったのです
先天性の心臓の病気から心不全を起こし、
全身浮腫だらけでした
(私)
『今日の調子はいかがですか?』
(O婦人)
『あんたの名前は?』
(私)
『〇〇〇〇です。』
(O婦人)
『パン屋のねーちゃんか?』
(私)
『パン屋?認知症もあるしな。
否定せずに、いっそのこと
パン屋のねーちゃんになろう!』(心の声))
と考えていたところ
(O婦人)
『パン屋のねーちゃんではないのか!!!』
怖いよ
もうパン屋のねーちゃんになろう
(私)
『そうですよパン屋です』
と答えたのだった🍞
(※珍獣看護師→パン屋のねーちゃん?w🥖👧)
そう、悲劇の始まりだったのです
それからというもの
ナースコールの連打
(看護師)
ナースコールを取り
『Oさんどうされました?』
(O婦人)
『パン屋のねーちゃんは?』
(看護師)
『村中、Oさんがお呼びよ』
(私)
『はい、行ってきます』
ナースステーションからO婦人の個室は近い
ある日のこと
(O婦人)
『パン屋のねーちゃん、お願いがある。
これで、私の髪の毛を切ってくれないか?』
(私)
『裁ち✂ででですか?』
※入院時、危険なものはナースステーションで預かります。
しかし、O婦人は激怒するため、病院から家族に説明。
家族に了承を得て自己管理となった。
(O婦人)
『できないって言うのか???』
またしても激怒し
テーブルの上の物を投げ出し始めた
(私)
ナースステーションに戻り、主治医と主任へ報告。
家族へ連絡して了承を得たのでした・・・。
『では、私がOさんの髪の毛をカットしますね
(O婦人)
『そうか、ありがとう』
Oさんは喜んでくださいました
素人の私に任せたOさん・・・
次回へつづく・・・
💎最後まで読んでいただきありがとうございました💎
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またの受診を待っとるけんパン屋のTOMOKO