3月5日が長ス組の初日でした。そこから5ステ終了。慣れる暇もなく、開演すると毎公演あっという間に時間が過ぎていく。お客様の反応がくるポイントも日によって色々で、昨日はここで沢山笑ってくれたのに、今日は波打つように静まり返っている…みたいなこともあって実に面白いです。
安藤さんと同じ役をやることに、恐怖とプレッシャーを抱きつつ稽古に入ったのですが、やっとそういう感情から解き放たれた気がします。安藤さんは安藤さんで、私は私だ。
昨日、ギガ組のお二人が長ス組の本番を観にきてくれた。誰よりもドキドキするお客様だ、きっと。あちこちの場面でドキドキが先走ってしまったけど、観てもらえて嬉しかった。実は安藤さんとは、劇場に入ってから交換日記をしている。基本的にすれ違いで会うこともないから、話したいことが沢山あった私としてはとても嬉しい。長ス組の舞台稽古の日、楽屋に入ると鏡前に一冊のノートが置いてあった。安藤さんの提案で、私達の交換日記が始まったのでした。それを読んで、お返事を書くのが、今の楽しみ。
日々、己への課題はあるけれど、でもそれも含めて楽しいなと思えていることが嬉しい。三宅さんという最強のパートナーと共に、私はいま、とんでもなく貴重な経験をしている。全ての台詞、全ての展開を知っているのに、いつも「うわぁ！」と感動してしまう。戯曲の強さというか、凄さを思い知らされる毎日です。