今でこそ、道で見る機会でてきたが、今から３０年位前の私が子どもの頃、
スーパーカーブームというのがあった。
当時の男の子たちの間では、カードや生写真などの収集に人気があったようだ。
で、私は…と言うと、、ハッキリ言って興味なし！
挙げ句の果て、あまり良い印象さえ持っていない(--;)
だが、その当時、否が応でも毎日視界に入る位置にそれがあった。
私の実家がある街は、ごくごくフツーの昔ながらの庶民的な住宅密集地。
今回の実家の建替にあたっても、ご近所の顔ぶれは昔のまま。そんな土地柄。
ところが！我が実家のお向かいは、当時も今も超～お金持ちΣ(￣□￣)！
ここのオヤジが、どうもスーパーカー好きなのだ。
ランボルギーニ ミウラ，イオタ，カウンタック，ベンツAMG，フェラーリ，ポルシェ
などなど…
ここのオヤジは、とっかえひっかえ乗っていた。
今思えば、税金対策だったのかな？
当時の私の部屋からは、お向かいのガレージがよーく見えるので、イヤでも
視界に入ってくる。
興味があるならいざ知らず、ボンボンボンボンと低音が響くので、結構、クルマ
がある時はイライラモード。
響く低音がするとイライラするので、自室を出て狭い我が家の別の部屋へ
退避(-"-;）
同級生の男の子たちの中には、仲の良かったコなどは、そーいやぁ勉強会と
称して毎日のよーに遊びに来ていたなぁ～。
宿題そっちのけで、ベランダからカメラで撮影会状態(^_^;)
おぃ、うちは撮影会場かい！
お向かいのクルマのせいで、あの一帯はカメラ小僧がうりゃうりゃいた時期だった。
日曜日ともなれば、近くの電柱に登るヤツ，ヘイに登るヤツ…
家の前に座り込んで皆、スーパーカーを撮ろうと意欲満々。
親から聞いた話だが、時代が良かったのか、イタズラ書きなどをする輩やゴミを
ポイ捨てする輩もいなかったよーだ。
今の時代では考えられないくらいに行儀が良かったみたいだ(^^;)
以前に日記に登場した実は実家が隣町(でも区は違う)の同僚も
‘オレもかなり通ったよ、お向かいに住んでりゃいいアングルで撮れただろっ？
うらやましいよなっ’ なんて言う始末(--;)
興味ないと言うと、勿体無いと言われた… (>_<)
旦那っちまでも‘オレも、もしかしたら一度来たことあるかも知れない’と言う始末。
本当か？
日曜日に下町から山の手までチャリンコ漕ぎ漕ぎ、そりゃまたご苦労なことで(^_^;)
まさか将来、その家の向かいの娘を嫁に貰って、更に１０数年後に、その地に
移り住むことになろうとは当時これっぽっちも思わなかったことだろう。
この前、首都高で白のカウンタックが車線変更の時、前を譲ってくれた。
旦那っち曰わく、あの手のクルマは、めったに道を譲ってはくれないのだそうで、
非常に珍しいらしい。
譲ってくれる時も、軽くクラクションを鳴らして…♪
とてもスマート('-^*)
私の中ではちょっとだけスーパーカーの類の印象が上がった瞬間だった。