3月12日から
東急シアターオーブにて上演されている
最愛の自担増田貴久主演の
「20世紀号に乗って」
私もようやく21日から3日間
観劇しに行ってきました。
私は普段ミュージカルや舞台を見に行く趣味がないので
それこそハウトゥーサクシードで
増田さんが主演するミュージカルを見たのが最初。
その後の再上演と、シゲのエドモンを観に行ったことはあるけれど
NEWS関連以外のそういったものは全く観たことがないので
正直舞台事情に精通しているわけでは全くないため
ミュージカル全体に対しての評価なんて
恐れ多くてできないと思います。
なのでここには
ミュージカルを観て「オスカーに対して」感じた
私の感想を書きたいと思います。
観劇前にあらすじを読んだ感じ、
おそらく今回のオスカーという役は
フィンチみたいなチャーミングさを兼ね備えた役どころではなく
年齢的にも大人度合高めの
わりと傲慢よりなタイプの男性なんだろうなと思っていました。
ゲネの映像を見る限りでも
わりとガッチリとした増田さんの体格の良さが
より際立っているように感じました。
同じスーツ姿でもフィンチの時の
フレッシュな若者感とは対照的な
大人の貫禄というか「漢」感が醸し出ている印象。
舞台が始まってみると
腹心オーエン・オリバーと共に奮闘するオスカーは、
まあまあ横暴だしワンマンだし
自信家で無茶ぶり平気でするし
目的のためには手段を択ばない自覚もある
「周りの迷惑顧みずやりたい放題な困った人」
なわけなんだけれど、
どこかカリスマ性があって才能にあふれた
魅力的な人物なんだろうなという感じが
ヒシヒシと伝わってきました。
文句を言いながらもオスカーについていく
オーエン・オリバーが
「なんで俺たちオスカーと一緒にいるんだろう」
と言いつつも
「彼は魅力的だ」
と話している通り、
何度失敗しても世間から落ちぶれていると思われていても
けして自分のプライドを捨てず
自信と誇りをもって再起をかけて奮闘する
バイタリティ溢れるその姿は
「この人についていきたい」
と思わせるオーラに溢れていました。
私が増田さんの事を好きだから余計補正がかかったのかもしれないけれど
だとしても
オスカーは魅力的。
舞台をするなら体も絞るはずだから
細身で引き締まった雰囲気になるだろうと思っていたので
正直最初にオスカーのビジュアルを見たときは
ええ・・・?思ったより絞れてないじゃん。
と思ったけれど、
観劇してみてその考えが180度変わりました。
オスカー・ジャフィは逞しい。
その逞しさ、自信家で情熱的で何度地に落ちたとしても
そこから這い上がるパワーのあるオスカーは、
やはりガッチリとした背中、太い腕、厚い胸板の容姿が良く似合っている。
つまり、オスカーを演じる今の増田さんは
オスカーとして満点の体格だと感じました。
フィンチは「努力せずいかに要領よく出世するか」がモットーなので
賢く機転が利くのはもちろんだけど
他人を蹴落としいいとこどりをして
涼しい顔して出世街道まっしぐらの
いわゆる運も味方につける天性のラッキー男。
対するオスカーは人を見る目に長けていて
その人の才能を引き出すために
惜しみない努力のできる男。
確かにオスカー自身も才能ある人間なんだろう。
だけど執着心と自尊心とプライドが高い上に
傷つきやすくて根に持つタイプで、
そのくせ他人の傷には鈍感な困った男。
でも、そんな身勝手な男に一途に思われてるリリーって
よほど素敵な女性なんだろうなあ・・・
いいなあ・・・私もオスカーに独占欲と嫉妬で縛られたい!
(は!つい本音が・・・)
フィンチとオスカー
違うタイプのようでどこか共通点もありそうな二人。
私はどちらも好きだけど
今回のオスカーは歌唱から表情から何から
「情熱」「雄々しさ」「パワフルさ」が
ものすごい表現されていて、
観れば観るほどその存在に惹かれていきました。
よくも悪くも、オスカーは男らしい。
恋人に対する一途な愛。
重すぎる愛。
それは間違いなくオスカーの中にあるものの、
それと同じくらい仕事に対する情熱も大きい。
自分の虚偽の死と引き換えに
愛するリリーをだまして契約書にサインさせるなんて、
「絶対バレたら嫌われるに決まってるじゃん」
っていう案件なのに
サインに成功した(と思いこんだ)とたん
高笑いしてマックスにマウントを取るとか。。。
あげく
「君(リリー)を救うにはこうするしかなかった!
君(リリー)は自分にとって何が必要か
見極めるべき目を持っていない!」
(だからこうやって騙してまで契約書にサインさせて、
正しい道に導いてあげたんだよ!俺ってすごい!)
という、なんとも自信過剰で相手を侮辱してるともとれる発言を
堂々と言い放つ始末。
そこまで来るともうすごいよオスカー・・・
騙したことを謝るどころか
むしろ救ってあげたんだよ有難く思ってね!!な
まさかの展開。。。
私は心の中で、
そういうとこだよリリーが離れていっちゃったの!
また嫌われちゃうじゃん・・・ヒキガエルって言われちゃうじゃん。
吐きそう、死んだほうがましって言われてるのわかってる!?
と思ったのですが・・・
そこからさらにまさかの展開。
なんとオスカーの大根芝居を見抜いたリリーは
分かっていながらもその芝居に最後まで付き合い
サインは偽名までかいてあげてるという
なんとも意外な方向に。
初見では、え?え?え?となってるうちに
二人が抱き合って復縁・結婚という怒涛の終焉を迎えたわけだけれど
何度か観るうちに、自分なりに納得できてきました。
つまり、「好き」の反対は「嫌い」ではないという事。
イヤイヤ言ううちは、相手に執着してる証拠なんですね。
リリーはオスカーの名前を聞いた時からずっと
過剰なまでに拒絶反応を起こしていて
ヒステリックになったり動揺したり
情緒不安定になっていました。
思い出すだけで吐きそう。絶対もう一緒に仕事はしない。
するくらいなら死んだほうがまし!!
とまで言わせるなんて・・・しかも
現恋人のブルースに過去の恋愛遍歴を語るうえで
なぜかオスカーの事だけは隠していたというのだから
よほどリリーの中で「特別な存在」だったことは一目瞭然。
ふとした瞬間に手が触れ合ったり、
自分の腰にオスカーの手がまわされると、
「やめてよ!あなたは過去の人なの」
というような言葉で必死に距離を置こうとする感じ。
落ちぶれたオスカーに小切手で寄付を申し出たのも
素直な同情心というよりは
「私はあなたとは住む世界が違うのよ」
と暗に示す目的のように感じるし、
なんとなく
「私はいつまでも貴方のものじゃないのよ」
と必死で自分自身に言い聞かせてるように見えました。
本当にオスカーの事どうでもいいと思ってたら、
ブルースにも過去の話として話してるだろうし
きっとそんなに情緒乱れたりしないでしょうし。
そんなわけで、リリーはオスカーと離れてからもずっと
オスカーの事は忘れられてなかったんでしょうね。
20世紀号で再開してからも、
なんやかんや言いながら
必死に自分を口説き落とそうとしてくるオスカー。
演出家としての才能もそこには確かにあって、
そこにも魅力を感じずにはいられないでいる。
自分を求めてくる一途な情熱もある。
なんとしてもリリーを取り戻したい!!というその熱意に、
最後はリリーの中で封印していた
オスカーへの愛がもう一度解き放たれたのが
最後のキスシーンだったのかなぁ。
へたくそな芝居で死を演じるオスカーを見ながら
リリーは何を思って付き合ってたんだろう。
この人って本当にどうしようもない人ね。
こんなことまでして私に契約書を書かせたいなんて
どうかしてる。
だけど・・・
こんな人きっと、他にはいない。
私にここまで情熱をぶつけてくれる人は
オスカーしかいない!!
なんて思ったのでしょうか。
なんだか、キュンとしちゃいますね。
そりゃ一文無しで独占欲も強くて
目的のためにはリリーに嘘も平気でつくような男だけど
全てはリリーのためだと本気で思ってるところが
もう何というか、あっぱれというか。。。
とにかく、罵りあいからのキスシーンは
もうお互いの愛おしさが止められなくなってる感じがして
すごくキュンでした。
(私は演技上での推しのキスシーンはキュンキュンして見れるタイプなので)
だって
「吐きそう。
死んだほうがまし」
そんな風に思ってたはずの男の襟をリリー自ら引き寄せて
キスしてるんですもの。。。!
もうもう!!
語彙力がないのでうまく言えないけど、
すごくニヤニヤしました。
ただ
今作に関して願望を正直にいえば一つだけ物足りなかった箇所が。
もう少しオスカーのダンスシーンが観たかった!!!
歌唱はもうそりゃもう申し分ないくらいの満足度で
増田貴久の底力というか才能というか
アイドルとしてではない歌唱力を見せつけるには
十分すぎる素晴らしいミュージカルだったので、
あんなにハードルの高い曲を歌いながら
ダンスするのはそりゃもう不可能なのかもしれないけど、
欲を言うならばあの
腕まくりしたシャツ
スーツのピチッとした姿で
ガンガンにダンスするシーンがあったらよかったなぁなんて
わがままにも思いました。
だからFIVE ZEROの歌唱で
三銃士がダンスするシーン!!
短いながらも増田さんの綺麗な手の動き、ターン、キレの良さを
観ることができて
めちゃくちゃ好きなシーンでした!
まとまりもなく
なんとなく思いついたことをそのまま書いてみたけど
何が言いたいかというと
オスカー・・・良いよね。。。
めちゃくちゃだし身勝手だし
人に迷惑かけたりするけど
なんかもうそんなとこも含めて良いよね。。。
という、オスカー愛をただ語りたかっただけになってしまいましたね。
オスカーとリリーの結婚生活
絶対ケンカばっかりしてそうだけど
お互い情熱的で向上心の塊みたいなタイプだから
きっとなんやかんやでうまくやってくんだろうな。
やっぱり増田さんのミュージカルっていいな。
汗をかきながら歌って踊る増田さんが好きだ。