中学の時は運動部で鍛えていた私が何で病院?病気?・・なんて悶々しながら総合病院へ行きました。

去年の9月の末のことです。


初診で予約なしだってので、相当待たされました。

多分2~3時間半くらい。

ちょうど緊急手術が入ったせいもあったんでしょうけど、病院て何でこんなに待ち時間が長いんでしょう。

座っている間も背中は痛くて、気持ち的にはすごく落ち込んでいました。

整形外科の待合席にはお年寄りばかり。

若い人はほとんどいなくて、余計に私を鬱々とした気にさせました。


ようやく自分の番号と名前が呼ばれ、診察室に入り、先日側湾症と診断されたことを説明しました。

背中や腰が痛いことも話すと、レントゲンを撮ってきてくださいとのこと。

レントゲンを撮ってきて戻ると・・・

「大分曲がってますね。側湾症です。」

だからそう言ってるのに・・・

「何度曲がっているんですか?」と尋ねると、このレントゲンだと分からないからもう1度全身のレントゲンを撮ってきてくださいとのこと。

今思えば、患者が先に側湾症のことを持ち出したんだから、最初から全身のレントゲンで撮ってくれればお金の無駄にも時間の無駄にもならなかったです。

その時は指摘し忘れてしまいましたが・・・


また診察室に戻り、レントゲンで側湾の角度を計算してくれました。

確か腰椎が45度くらいだったと思います。

その後で足に麻痺やしびれがないか調べられたりしましたが、特に異常はなく痛み止めを出されて終わりでした。

この病院には側湾症に詳しい専門の先生がいないので、治療をしたいのであれば専門医がいる病院を探して行ってほしいということでした。

初心者の私は総合病院のHPを見て、整形外科の項目に脊柱側わん症の文字を発見したので、「ここなら治療してもらえる」と思い込んでいたのですが、そうではなかったようです。

診断はしてくれるけど、治療はしてくれないようでした。

病院ってややこしいです。


総合病院では紹介状を書いて頂き、レントゲンも借りました。

また病院にいかなくてはいけないんだ・・・と思うとすごくがっかりしたのを覚えています。



こういうブログを読んでくださる皆さんには常識だと思いますが、紹介状って面倒くさいですが、大きな病院にかかるときは合った方が良いです。

紹介状がないと特定療養費(2000~3000円くらい)を請求されたり、予約が取れないので、ひたすら待つことになってしまったり・・・

ただ紹介状をもらうと、あとでその病院に紹介先からのお礼状を届けなくてはいけないので面倒です。

ちなみに紹介状を書いてもらうお金は数百円なのですごく安く済みます。



総合病院を受診した後、背中はたまに痛みましたが9月ほどではなく、痛み止めを飲む回数も減ったり安心していました。

自分でも油断をしていたと思います。

総合病院でもしっかり分かる先生がいないという事実に、かなりショックで現実逃避をしていたのかもしれません。

11月に入ってすぐのことでした。

仕事中にお客様の荷物(8~10キロくらい)を持ったときに、腰か背骨の下の方に鋭い痛みを感じたのです。

それからまた9月の時のように、痛みが日に何回もあり、辛い日々が始まりました。

耐えられない・・・と思い、側湾症の人が集うサイトで何度も声が上がっていた病院に電話をしました。

週に1回しか側湾症患者を診る日がないということで、予約は12月の半ばになってしまいました。

また待たなくてはいけない日々にストレスは溜まりました。

自分のせいでもあるんですけどね・・・

自宅から自転車で5分くらいの整形外科に休みの日にやってきました。

ドアを開けると、おじいちゃん、おばあちゃんばっかり^^;

私まだ20代なのに・・・(笑)

軽くショックを覚えつつ、受付を済まし、のんびりと待っていました。


そのうち名前が呼ばれ、診察室に入りました。

背中の痛みを訴えると、「とりあえずレントゲンを撮って見ましょう」とのこと。

レントゲン室で台の上に寝かされた状態で撮影。


診察室に戻ると、レントゲン写真が貼られていました。

腰椎が横に曲がっています。

先生がレントゲンを見てポツリ。

「脊柱側わん症ですね」


初めて聞く言葉でした。


「多少の背骨の変形では腰に痛みなんて関係ないけど、君の場合は50度近く曲がっている(長いレントゲン写真でないから正確には言えない)から、少し関係してきているのかも・・・

成長期はもう終わっているから、装具治療も手術もできない。


今まで脊柱側わん症の検診で引っかからなかったのか?

小4(小6?)と中1の時にやっているはずだけど・・・」


「検診に引っかかったことは1度もありません。腰のくびれに差があることは知っていましたし、背骨も少し曲がっているのは知っていましたが、その病気自体あることを知りませんでしたし・・・今まで何の痛みもなかったので、健康に関わるとは思っていなくて」


実は小学校4年生の時に、父親が私の背中を触って「曲がっている気がする」と言ってくれたので、整形外科に行きましたが、レントゲン写真を見ても先生は「特に異常なし」ということで何の治療も相談もなかったのです。


側わん症の検診は、立った状態で体を前傾させて、背中を見せる検診です。


「側わん症はほとんどが思春期までに発病して、検診で発見できるのに。こんな状態になるまで見つけられなかった医療の責任を医者としてすごく感じるよ」と悲しそうに言ってくれました。

「側わん症は酷くなると、心肺機能に影響を及ぼしてくる。例えば年をとった時に肺炎になると、一般人よりも死亡率が高かったり、寿命が短くなることもある」

それを聞いたとき、あまりの恐怖で情けないことに泣いてしまいました。

何でそんな病気だって今まで気付けなかったんだろう。

早く死にたくない・・・


今思えば、相当酷くならないと寿命にまで関わってこないと分かっているのですが、先生はあくまで可能性を教えてくれたのでしょう。


背中が辛いときには痛み止めを飲みなさいと指示され、もっと大きな病院に行ってみたらと勧められました。

特に紹介状はもらわなかったのですが、今思えば紹介状を書いてもらっておけば良かったと思います。


痛みが来てから、約10日後・・・

自分は病気だということを知りました。


今まで健康診断の結果はほぼA。

病院に行くように指示されたこともなかったので、自分は健康なんだって思い込んでいました。

今まで撮ってたレントゲン写真は何だったんだろう。

ガンを探したりするだけで、背骨なんか全然気にしてくれないんだろうか・・・

精神的に少し落ち込んでしまいました。


次は総合病院に行ってみよう。

大きな病院の先生なら何か教えてくれるかもしれない。

不安な気持ちを抱えたまま、また仕事の日々に戻りました。

初めまして。みぃです。

2008年12月の時点で現在23歳です。

主婦兼会社員(立ち仕事)です。

脊柱側わん症について悩まれている方、この病気のことをよく知らない方に読んでもらえたら幸いです。



2008年9月の初め・・・

休みの日に寝転んで、パソコンをやっていると←すでにこの体勢がよくないですね(汗

背中の下あたり、腰付近から違和感を感じました。

違和感というか腰が引きつる感じ、重い、ちょっと痛い・・・そんな感じでした。

生理中に腰あたりが重くなるのはあっても、腰が痛くなることなんてほとんど経験したことがありませんでした。



どうせこの違和感も明日になれば良くなるだろうって軽く思って、夜布団に入りました。

そうすると・・・あれ?仰向けに寝れない・・・

仰向けに寝ようとすると腰が昼間よりも痛いんです。

お尻が大きいのも関係あるのか分かりませんが、腰あたりが妙に浮く感じで疲れるのです。

仕方なく右を向いたり、左を向いたり、検討した結果、右を向いて寝るのが楽なのでそうやって寝ました。

寝付きはかなり良いほうで、寝るのに苦労するという事実に少しショックでした。



翌日起きて、近くの整体に行ってみることにしました。

きっとただ疲れているだけ。

マッサージを受ければ楽になれるだろう。

そんな安易な気持ちでした。



実は整体に行くのも初めてで、少し緊張しましたが・・・

マッサージは気持ちの良いものでした。

費用は45分3150円(新規)でした。



その日布団に入ると、腰の痛みが和らいだのか仰向けに寝ることができました。

なーんだ、やっぱりちょっと腰が疲れていただけなんだ。

心配して損したなぁ・・・

と安心して、束の間の連休を楽しんだ私は普通に働き始めました。



痛みはまた突然やってきました。

背中と腰に違和感・痛みを感じるようになりました。

整体に行ってから3~4日後のことです。

痛みは治っていなかったんだ・・・

整体は無駄だったんだ・・・

(痛みを和らげる効果はあるかもしれませんが、完璧に治せていないことにショックでした)

仕事中に物を取る為にしゃがんだりするだけで、背中にずきっと痛みがくるようになりました。

なんだろう・・・

この痛みの原因は・・・

とりあえず次の休みに整形外科に行ってみよう・・・



そう思って、次の休みの日に私は久しぶりに近所の整形外科に行くことにしました。