12/5
やけにハキハキと明るいホームレスもいるにはいる。
だが、やはりホームレスというもの、この冬を越せるのかと心配させる位ではいてもらいたいものだ。
そんな中、僕が今一番、暗く重く、死に近いと思う家なき大人がいる。
新橋駅の地下街から銀座線に降りる階段にいる人だ。
ほぼ絶対にいつも、銀座線改札に向かって右隅にうずくまっている。
僕が見てきたホームレスの中でも、グンバツに死にそうな男性であり
その身にまとう死のオーラが強すぎるので、もう死体にしか見えないほどだ。
というか、葬式などで僕が今まで見てきた本当の遺体と比べても
明らかに彼の方が強く“死”の臭いを持っている。
オーラだけで言えば、シスの暗黒面の実在を信じさせる程なので
いっさい超能力を使えなくて、謀略を考える気力も一切ない、
そんなスターウォーズの皇帝を思い浮かべてもらえれば分かりやすいだろうか。
いつも見かけるたびに「あ!今度こそ死んでる!」と思うのだが
新橋駅に行けばまた階段にうずくまっているのだ。
「あれ生きてたんだ!あ!でも今度こそ死んでる!」
そう思わせられ続けて、もう5年以上になる。
でも死なない。
いつまでもお元気でいてください。
12/4
最近は女性もふんどしをするのが流行っているらしいが。
民主党の小沢さんもふんどし愛好家というのは周知の事実なのだろうか?
小沢さんも含めて、田中角栄一派は全員ふんどし愛好家なのである。
ふんどしといえば越中ふんどし
越中=新潟(現在は富山?)
新潟=角栄
小沢=角栄一派
すなわち角栄チルドレン=越中ふんどし
そんな演繹法の図式である。
ということは、田中眞紀子も、あの眞紀子も
宮沢りえと同じようなふんどしルックなのだろうか……ごくり…
12/3
持ち物が次々と壊れ出す。
この歳になると、周りの全ての物の耐久年度が過ぎていくのだろうか。
それでも新しい物を買う余裕は一切無いので
靴紐が切れた時には以前も書いた通り
バインダー用の紐(昔の、学校の先生が持ってるやつ)を流用して、
肩掛けカバンのフックが壊れた時は
取っ手の部分に固結びで結び直して
不恰好ながらもなんとか肩にかけられるようにする。
コーヒーメーカーも壊れたのだが
茶漉しとビーカーを駆使してドリップできるようにした。
あとは3年以上使っていたスタンドライトの電球がようやく切れたのだが
パソコンのモニターを枕の脇に置いて、代わりとしている。
そのパソコンも、使っていたノートパソコンの調子が悪いので人から借りたものだ。
調子の悪いノートパソコンだって、知り合いのお古を貰ったものである。
というか、靴も肩掛けカバンもコーヒーメーカーもスタンドライトも、
全部が全部、人から貰ったものである。
それを壊れても壊れても使うという。
なんだろう。
トムソーヤの冒険に、そんな浮浪者が出てきたような気がする。