2/16 | 怪談サークル とうもろこしの会

2/16

先日、ドアに挟まれていた一通の手紙。
「お前みたいな金払いの悪い無職は、料理なんかするな。
風呂にも入るな、洗濯もするな、用便は野原で足せ。
体中の水分が蒸発しても何も飲まず
皆の目につかないところでヒッソリと迷惑かけず、干からびて死ね」

大まかには、そんな意味の文章が書いてあった。

ついにライフライン中のライフラインである
水道を停止してやるという旨の脅迫文だと察せられる。

さすがの僕も水が無くては生命活動を維持することが出来ないので
ここは水道局に対して折れるしかないか、と覚悟はしている。

が、んが。
考えてみれば、月末には、今住んでいる部屋を追い出される身。
今月いっぱいまで停止させられなければ
そのままバックれることも可能なのではないか?
いや、もちろん踏み倒すと言っている訳ではない。
将来的に就職がかなったり
今考えているビジネス(マルチまがい)が成功すれば
ノシをつけてキチンと返すつもりではありますのですよ。
そしてそれは、そう遠い未来ではないかもしれません……。

ともあれ、僕が皆さんにお聞きしたいのは
「他のインフラと比べて、停められるまでの猶予期間はかなり長い」
と噂される水道料金、
これはどこまで踏みこたえることが出来るのでしょうか?
ということなのです。
とりあえず「18日までに払わなければ停める」という警告文が来たのが3日前。
僕としては、第一の警告だけでは停めなさそうな気もするのですが
その辺り、(主に暗い場面での)人生経験が豊富そうな
この日記の読者諸兄にご意見を求めたい!
自分が子供の頃は
まさか公の場でこんな質問をする人がいるとは
しかも三十歳の大人がこんなことを言うとは
夢にも思っていませんでしたが
背に腹は返られないので、皆さんにお聴きします。

今月いっぱいならまだ、水道、大丈夫かなあ?

季節は着実に春に近づいていますが
齢三十の僕の、人生における雪どけはまだまだのようです。