1/9 | 怪談サークル とうもろこしの会

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生の豚肉(新鮮なイベリコ豚)と生牡蠣(スーパーで半額)と
生焼けのサバ(スーパーで半額のを翌朝に、グリルの調子が悪く半生)
を食べたところ、生まれて初めてくらいの腹痛・下痢に。
どれが原因が全く分からない。
もしかしたら風邪かインフルエンザにやられたのかもしれないし
ちょうど一昨日からシンクとお風呂の水道が完全に詰まって
一時期のバングラデシュ規模にまで水びたしになってしまったので
日本には無いような、なにかの疫病が発生した可能性もある。

ともかく、そんな最低な体調にも関わらず
江東試験場まで、免許の更新に。
普通なら近所の都庁でちょちょいと更新すれば済む話なのだが、
よりにもよって免許取得5年未満の初心者や、交通法を犯した犯罪者どもと同じ場所まで出向かなくてはならない。
僕は3年前の更新をウッカリすっかり忘れて免許失効してしまっただけなので
初心者ではなく、10年選手のベテランドライバーなのだ
ただちょっとウッカリさんなだけ。一緒にして欲しくない。
それでも
「僕はどうせ毎日が休み。いつでも行けるからいいんだよ!」
と思っていたら、いつのまにかこの日がリミットになってしまい
それがまた最悪なことに、年明けの日曜ということで
1年で1,2回あるかないかの混雑ぶり(試験官・談)だったのである。

受付はディズニーランド並みの行列で、完全に体力を消耗。
そして続いて、免許取立て5年未満の初心者どもと一緒にされて2時間の講習。
異常に座り心地の悪いイスと、満員の教室の空気の悪さもあいまって
ダラダラと冷や汗をかきながら体を前後左右に振る僕。
不安そうに見つめてくる隣の席の若者。
「暑いよね」と天窓を開けてくれる教官(公安警察にもいい人はいた)(しかしまだ公安を好きになった訳では決してない)

教室脇の自販機でリアルゴールドの紙コップをぐいぐい飲みながら、なんとかしのぐ。
と思いきや、ついにリミットが到来。
江東試験場3階のトイレに、胃の中の全てをぶちまける。
不幸中の幸いというか、朝から胃が固形物を受け付けなかったので
麦茶とC1000ドリンクとリアルゴールドの混じった液体しか出てこず
口の中に残った味も、割とイケるくらいの美味しさ。
そして吐いたことでかなり気分もスッキリした。
すぐ横でオシッコしてたオジさんの不快と不安と恐怖と比べたら
僕のダメージはまだ少ない方だったろう。

そんなこんなが僕の、今年の仕事始めだったと言える。
ちなみに、この日に撮った写真は完全に死相が出ているものだった。
向こう3年間、その写真の載った免許を使わなければいけない。
軽い駐車違反くらいなら、心配になった警官が見逃してくれるかも
と前向きに捉えよう。




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