9/2 | 怪談サークル とうもろこしの会

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今さらだが、定額給付金について。
僕はこの政策に反対していた。消費の促進について、小額のバラマキを実施したところで効果は無いと考えていたからだ。結果はご存知の通りだが、僕は頑なに給付金の申請をしなかった。反対の意思を表明していた手前、ほいほいと金を受け取るのは何となく男らしくないように思えたからだ。他人からすればバカの固意地に見えよう。しかし極貧の中にあって12000円を受け取らないというのは、かなりの精神力を要することである。それでも僕はプロテスタントの意思を持って、あえて給付金を手に取らないようにしているのだ。
というのが、僕がこれまで皆に吹聴していた政治的スタンスだった。のだが、この日、区から一通の手紙が届いた。内容をかいつまんでいうと「お前、定額給付金の申請してないけどいらないの?どうせ手続きの仕方が分からないか、申請書を無くしちゃったかのどっちかだべ?もう一回送ってやっからとっとと申請しろ」とのこと。そんな手紙を片手に、畳の上で小躍りする僕。やったー。無くしたらもう貰えないかと思ってたー。麻生総理サイコー。やめないでー。へへへ12000円!何を買おうかしら。