名古屋
とある事情から名古屋へ行く。
さて自由時間となり「名古屋といえばこれだ!」みたいなものを堪能しようとしたのだが、特に思いつけなくて困る。たまたま名古屋にて仕事をしていたコイデさんという知り合いに色々と聞くが「なんにでも味噌がかかってて甘辛くて困る」としか教えてくれない。試しに居酒屋に案内されて入ってみるが、確かに頼んだうち半分の食物に味噌がかかっていて甘辛くて困った。これが名古屋か!
また、コイデさんによると名古屋テレビ(め~テレ)は機動戦士ガンダムを制作したテレビ局らしい。いわばガンダム産みの親だ。確かに、名古屋テレビ(め~テレ)の入り口の変な棚にギッシリとガンプラが並べられていたのを覚えている。どうもスタジオとか部屋の使用を知らせる用の棚なのだが、それをゲルググとかグフを置くことで連絡しているのだ。またコイデさんによると、名古屋ではガンダム親善大使であるミッチー(及川光博)が露出しまくっていてウザいらしい。これが名古屋か!
翌日、コイデさんに教えてもらった「味仙」という台湾料理屋を目指す。ひつまぶしでも手羽先でもきしめんでもなく、味仙の坦々麺こそが名古屋人のソウルフードだというのだ。苦労の末に見つけたのだが、自動ドアが開かない。中を覗くと、薄暗くガランとしている。まるで廃墟のようだ。倒産か?そう思っているとサラリーマンのオジさんが僕の後ろを「5時から、5時から」と呟きながら通り過ぎて行った。仕方ないので近くにあった定食屋に入って鶏唐揚定食と瓶ビールを頼む。たいへん美味しい。また食べている途中で、名古屋らしく色々とオマケをつけてくれるのだ。大葉の味噌漬け、ウナギの骨せんべい、さくらんぼ。始めから定食のお盆に乗せておけばいいのに、などという野暮なことは僕は言わない。食べ終わってトイレを尋ねたところ「そこのドア。開けるのに100円かかるから」と小粋なジョークをかまされるが、それを汲み取れずに財布を出してしまう僕。だって名古屋ってトイレ使うのに金とりそうじゃん!とは決して僕は思わない。店と店主夫婦は大変良かったです。
また、その近所に「名古屋シネマテーク」という映画館を発見。「あ~ここか~!ここがそうなのか~!」福満しげゆきがタコシェを初めて訪れた時ばりの反応をする。高校生の時に日本の自主映画上映(自主映画制作ではなく、映画の自主上映)の事情について詳しかった僕にとってはたいへん感慨深い場所なのだ。まさかこの歳になって訪れることになろうとは。不思議な感覚。高校生の時に日本の自主映画上映事情について詳しかった思い出を持つような人には分かってもらえるだろう。まだ上映時間ではなかったので、透明なドアの向こうから中を窺ってみた。なんだか事務所みたいな所だった。
そして帰りは節約のため長距離バスにて東京へ。そこで人生でも5本の指に入る失態を犯してしまったのだが、その話はまた別の機会に。
さて自由時間となり「名古屋といえばこれだ!」みたいなものを堪能しようとしたのだが、特に思いつけなくて困る。たまたま名古屋にて仕事をしていたコイデさんという知り合いに色々と聞くが「なんにでも味噌がかかってて甘辛くて困る」としか教えてくれない。試しに居酒屋に案内されて入ってみるが、確かに頼んだうち半分の食物に味噌がかかっていて甘辛くて困った。これが名古屋か!
また、コイデさんによると名古屋テレビ(め~テレ)は機動戦士ガンダムを制作したテレビ局らしい。いわばガンダム産みの親だ。確かに、名古屋テレビ(め~テレ)の入り口の変な棚にギッシリとガンプラが並べられていたのを覚えている。どうもスタジオとか部屋の使用を知らせる用の棚なのだが、それをゲルググとかグフを置くことで連絡しているのだ。またコイデさんによると、名古屋ではガンダム親善大使であるミッチー(及川光博)が露出しまくっていてウザいらしい。これが名古屋か!
翌日、コイデさんに教えてもらった「味仙」という台湾料理屋を目指す。ひつまぶしでも手羽先でもきしめんでもなく、味仙の坦々麺こそが名古屋人のソウルフードだというのだ。苦労の末に見つけたのだが、自動ドアが開かない。中を覗くと、薄暗くガランとしている。まるで廃墟のようだ。倒産か?そう思っているとサラリーマンのオジさんが僕の後ろを「5時から、5時から」と呟きながら通り過ぎて行った。仕方ないので近くにあった定食屋に入って鶏唐揚定食と瓶ビールを頼む。たいへん美味しい。また食べている途中で、名古屋らしく色々とオマケをつけてくれるのだ。大葉の味噌漬け、ウナギの骨せんべい、さくらんぼ。始めから定食のお盆に乗せておけばいいのに、などという野暮なことは僕は言わない。食べ終わってトイレを尋ねたところ「そこのドア。開けるのに100円かかるから」と小粋なジョークをかまされるが、それを汲み取れずに財布を出してしまう僕。だって名古屋ってトイレ使うのに金とりそうじゃん!とは決して僕は思わない。店と店主夫婦は大変良かったです。
また、その近所に「名古屋シネマテーク」という映画館を発見。「あ~ここか~!ここがそうなのか~!」福満しげゆきがタコシェを初めて訪れた時ばりの反応をする。高校生の時に日本の自主映画上映(自主映画制作ではなく、映画の自主上映)の事情について詳しかった僕にとってはたいへん感慨深い場所なのだ。まさかこの歳になって訪れることになろうとは。不思議な感覚。高校生の時に日本の自主映画上映事情について詳しかった思い出を持つような人には分かってもらえるだろう。まだ上映時間ではなかったので、透明なドアの向こうから中を窺ってみた。なんだか事務所みたいな所だった。
そして帰りは節約のため長距離バスにて東京へ。そこで人生でも5本の指に入る失態を犯してしまったのだが、その話はまた別の機会に。