クッパパ90巻台
クッキングパパ(略してクッパパ)
このマンガが怖い怖いと言い続けている僕だが、
最近、ブックオフで全体をパラパラ通し読みしてみたところ、
90巻台の怖さが異常だと気付いた。
クッパパの息子である“まこと”が
高校三年~受験~大学入学までの流れのあたりだ。
考えてみたら、モーニングの連載で読んでいて、
その奥に隠された恐怖に気付き出したのも、この時期だったように思える。
そうだ、確か、コンビニで何気なくとったモーニングに載っていた、あの回。
模試で思うような点数をとれずに悩んでいる“まこと”に
荒岩が「よし!」と言いながら鯨を叩き殺し、ハリハリ鍋を作る。
「うまいよ……」泣きそうになりながら、それを食べる“まこと”
荒岩のアゴの向こうに見える“まこと”の顔は
うつむいているため斜線が入り、目鼻が描かれていない。
そんな中、
ハリ ハリ
ハリ ハリ ハリ
という“まこと”が鯨を噛み砕く音が響く。
あのシーンの恐怖は、いまだに忘れられない。
本来なら画像を貼り付けたいところなのだが
僕に植えつけられたトラウマが、
レジに持っていこうとする体を必死に止めてしまった。
ネクロノミコンに匹敵する魔書であるクッキングパパ90巻台。
ブックオフの100円コーナーで見つけたら、買ってみるといいだろう。
※代わりと言っては何だが、前にクッキングパパ36巻を読んだ時のメモが出てきたので、それをコピーしておく。
“停電した部屋で田中がいきなり夢ちゃんを抱きしめて、結婚をせまるのが怖かった。その後、なぜか夜空に「このしあわせモンがーーっ」って文字が出てくる が、これが誰視点の声なのか分からなくて怖かった。あと田中が夢ちゃんのことをずっと「先輩」と呼んでたくせに、次の日からいきなり「夢ちゃん」と呼び方 を変えるのが怖かった。
しかし、夢ちゃんは荒岩に想いを寄せているので、いつか別れてドロドロの人間関係になる運命と決まっているのだが。”
現在、田中と夢ちゃんの間には2人も子供が生れている。
が、まだ別れていない。
早めに決断しないと、どんどん人間関係がコジれて
さらにさらに恐ろしい結果になるだけなのに。
ああ、怖い怖い恐ろしい。