ゾンビとインディ | 怪談サークル とうもろこしの会

ゾンビとインディ

 


ツタヤが半額だったので、ちょっとだけDVDを借りた。

 


最近、ゾンビをあまりにも観ていないという批判をアチコチから受けたので、仕方なく最近のを一本くらいは観てやることにした。『ハウス・オブ・ザ・デッド』だ。心底下らなかった。同名ゲームから移植した映画なのだが、心底下らなかった。昔、イベントの前にテンション上げるため、よく副会長と歌舞伎長のゲーセンでこれをやっていた思い出があったので観たのだが、心底下らなかった。だいたい元のゲーム自体、ストーリーがキチンとある訳ではなく、ただ端から現れてくるゾンビを撃ち続けていくだけのものなのだから、映画化には無理があって当然だろう。時々サブリミナルで本物のゲーム映像が差し挟まれたりして、懐かしいとともに意味が分からない。それにゾンビがまた、走るわ、頭以外を撃っても倒せるわ、ボスゾンビは精神も人間のままだわ、違和感ありまくりなのだ。本物のゾンビである斉藤ゾンビさんという知り合いがいるが、非常に穏健な彼でも「僕ちょっとああいうゾンビはあんまり……」と口を濁すだろう。ツタヤの隣には“2”もあったのだが、何で続編が出たのか意味が分からない。本当に勘弁して欲しい。気になって“2”も観なくてはいけないではないか。絶対に心底下らないけど。

 


あと、『レイダース失われたアーク』も始めて観た。これもオカルトサークル活動をしているくせに、観てなかった。というか、そもそもインディジョーンズの映画だったという事すら知らなかったのだ。なぜかハイランダー(これも観てない)とごっちゃになってた。しかもこの前、ユダヤの三種の神器とかオーパーツとかについて色々と語っていたのに。その時の僕は知ったかぶりというか知らないことを黙って話を合わせていたのだった。一緒に喋ってた人にとっては怒っていいレベルかもしれない。まあ、SFやミステリなどと違って、知識がなくても責められないところが、オカルト関係の人と付き合うメリットだろう。肝心の内容だが、全体としてはまあまあ面白いけど、どうなんだろうな。観てる間ずっと「インディ、差別しすぎ」といった感想が頭に浮かび続けた。このインディアナジョーンズ、普通に現地の人の宝物を奪い去ろうとしたり、古墳を破壊しつくそうとしたりに一切の疑問を持たない超欧米文化史上主義者だ。あとインディが意外と強くない、と言うか何もしない。文字通り、目をつぶっている間に事件が解決してしって、ちょっと拍子抜けしてしまった。どうなんだろう。クライマックスのあれ、女の顔しているのは何で?とNURのナガさんに聞いたら「あれはパンドラの箱ってことなんじゃない?」とのこと。なるほど。