春日野八千代先生が他界されました。
「春日野先生の後継者に」と、轟悠が専科入りしたのは100周年を見越してのこと。
その節目が再来年に迫った今。
御年96歳。
よく生ききって下さった、と思いますが、ファン歴の長くない私なぞまでが大きな喪失感を感じています。
一つの時代が終わりましたね。

古き良き宝塚歌劇の最後の面影、精神的な支柱が逝った。
‘今’。
100周年を目前にした‘今’、春日野八千代を失うことが、とても辛いです。
それは、私が、‘今’より‘昔’の宝塚を愛しているからなんだなぁ、と自己分析。
新たな時代への期待よりも、時代の終焉のほの暗さを感じている。

私は、轟悠のファンでもありますから、春日野先生の訃報をお聞きして、真っ先に彼女のことを思い浮かべました。
…トド。
ついに、来ちゃったよ。

春日野八千代先生の訃報は私の心をますます宝塚から遠ざけました。
愛する人たちは、まだ、夢の名残の園にいるけれど…。