昨夜、お風呂上がりに何気なくTVをつけたら、ハゲのおじ様が何か面白いことしゃべってた。
NHK「スーパープレゼンテーション」。
今まで見たことがなかったから、最初は何の番組だろう?と思いながら、…どんどん引き込まれました。
いゃ~超面白かった!
今まで何で見逃していたの?私。
途中からだから何のテーマのプレゼンかも分からず、ハゲのおじ様の力強い説得にのまれちゃいました。(ハゲハゲ言うな)
後から検索したらコレでした。

クレイ・シャーキー
「"知力の余剰"が世界を変える」
Clay Shirky: How cognitive surplus will change the world


「昨今は内因性動機が重宝がられる…(例えば、働く動機に経済的なものより心情的満足感を求めたり)」みたいなところから見始めたのだけど。
ある保育園で保護者のお迎えの遅刻を抑制する方法として罰金を設けたお話へ。
だいたい週に5~6件の遅刻がどう変わるか…。
どうなると思います?
なんと。
罰金を設けたら、遅刻が2~3倍に増えちゃった~!
「保育園の文化が壊された」
「お金で解決出来る問題として、罪悪感や秩序を乱す不安感から解放された」からと考察。
実験後に罰金制度を無くしても、もう元の倫理的秩序(保育園の文化)は戻らなかったんだそうな。
「何をお金で解決するか、バランスが大切」
金銭的利害以外のもの(内因性動機)が、いかに人間に影響するかの具体例として、まぁ、とっても説得力がありました。
で、テーマである「知力の余剰」を社会貢献に充てることが、どれだけ莫大なエネルギーになるのか解いて終了。
「年間1兆時間の余剰労働力(?)」みたいなフレーズも印象的。

で、椅子に座ったおじちゃん(伊藤穰一さん)が更に分かりやすく話してくれた「経済合理性とインターネット文化」。
ネット上の無料ソフトや参加型無料辞書(wiki)が世界一の規模を有していることは、産業革命以降主流にあった産業的理論、経済的理論じゃ説明ができない。
「厚意的文化」の力が頭をもたげている。
それが「知力の余剰」の社会貢献の一つだと。


おネムな頭で聞きかじりなので、かなり私的勝手な略し記事(&造語してるかも)ですが、書き留めておきます(^^ゞ
考察もさることながら「上手い!」と思うフレーズや単語のオンパレードでした。(その割に忘れちゃってるけど(^^;
面白かった~。