こっからは居酒屋のノリでニコニコ

「劇団の決断」「音月桂の決断」の二段階で参ります。

〈劇団の決断〉
よく言われるのが、不入りの責任をとってのトップ退団。
新専科発足、ワンギリ&理事長の動員問題発言からこっち、トップになったからには日常茶飯事的に言われます。有名税に近い(笑)
しかし前にも増して昨今の宝塚歌劇は経営悪化が目に見えていて、日本経済の弱体化と合わせて深刻な事態なのは肌で感じます。
で、利益を上げるために音月桂を切った説が出るわけですが。
冷静に考えれば。

んな訳ねーじゃん。

雪組が飛び抜けて入りが悪いなら分かるけど、花月雪はドングリ。
その中でわざわざ最もコストかけて育てた音月氏を切るって。
しかもね、この説でいくと最も「ありえねー」なのが。

「不入りの責任、とるの音月氏ですか?!」

って部分。
「作品がマズくて動員辛いのにトップが責任とらされて始末書書かされるなんて酷い」ってのは昔から言われている問題ですが、ここに極まれり?
ってか、作品運とか言ってるレベルじゃないッス。
不入りの原因が彼女だと考えているなら、責任を丸投げできると考えているなら、嘆かわし過ぎて劇団の馬鹿ぶり&自己チューぶりがMaxブリザード。
彼女、トップ大劇3作目ですけど、通常公演としては 一 作 目 ですよ。
誰もが認める、雪の御曹司=音月桂ですが、そのトップ船出はここ20年、私の知る限り最も過酷なものでした。

①前トップファン&雪組ファンに思い入れのある二番手=ユミコ 二番手退団をうけて一作二番手でトップへ昇格。

反感を持たれた方は去り、悲しみに沈んだ方は距離をとり…これ、例え音月氏に愛情あっても傷癒えるのに1~数年かかるケースです。
また人気を蓄える二番手時代が短い場合、長期トップで蓄えるのが昨今のお約束。逆に長期の為ゆえの暴挙とも言われるパターン。

②相手役不在のままお披露目公演へ。

しかもヒロインは役替わり。近年の最宝塚ダークSide・96期問題の渦中の研1生をタイトルロールの片割れに。
初演に対する最大のアドバンテージであったフィナーレのデュエダンは無し。
ただでも大変なお披露目公演(しかも大作)で余計な精神的な負担の思いやられる中、東京公演中に3・11。
因みに、無理な抜擢の夢華さんは体調を崩して休演。
どんだけ精神的に複合的な負担&Imageダメージを科された上での、船出だったかって。(続く)