久しぶりに一睡も出来ない夜でした。
お布団に入っているのにガタガタ震えちゃうんだもん。
もう、何だって言うの。
バカ、私のバカ。


一夜中、しんしんと冷える心を抱いて、助けて、助けて、と呻きながら、ああ、そうだ、と思った。
きっとキムは、そんな悲痛なファン達の気持ちを、大勢の思いを、一人抱いて夜を過ごしている。
たくさんのいろいろなものを、人の思いを、背負って、受け入れて、夜を過ごしている。
あの笑顔の奥に秘めた覚悟をもって。


見えないその背中が無性に愛しかった。

彼女の姿を思い浮かべると、笑顔しか出てこない。
その強さが、強くあろうとする健気な眼が、たまらなく愛しかった。






音月桂さん、ご卒業、おめでとうございます。
フラフラな私だけど、貴女に恥じない自分でいたい。
貴女の退団が私をどこへ連れていくのか、凄く怖い。
でも、ただ、受け止めたい。
貴女がくれるものならば、たとえ、そこがどんな場所でも。