霧矢さんフィーバー&英国フィーバー→アラン・リックマン落ち→オヤジ熱再燃な今日この頃、記憶の彼方な感想続き(^_^;)

色々と突っ込んで観たら絶対に面白い作品なのに、私ときたら途中からキリヤンしか見れなかった。何て残念。
幕間は客席に爆睡して沈んでいたしとんぼ返りでプログラムも無いし汗
だから、きっとたくさん見落としているのだけど、一見さんの感想として。

主役ペアはいつ恋に落ちたの?ってか、恋なの?

恋なんですよね。
凄く地に足つけた、大人ならではの逼迫した恋。
宝塚の恋愛は他から切り離された恋情を称揚しがちだけど、今回は打算と言う名のもとに「全部ひっくるめて君が必要だよ」と遠回しに言ってるシャイな大人の二人の物語。
お互いに「惹かれ合う」描写は弱いけど「距離が近づく」描写は宝塚の脚本にしては丁寧に追ってくれてて二人の関係性に納得。
そういう存在なんだね。
最近、私が傾倒しているアラン・リックマン氏が「理想的な旅行のお供は?」と聞かれ、ウン十年来の彼女をして「親友のルビー・ワックス。教養があって、愉快で、楽しくて…ちょっとばかり人を疲れされるとしてもね。とっても素敵な女性だよ」と話した(らしい)、「恋人」より「親友」がしっくりくる、そんな感じ。
また、「愛情とか労り合う気持ちが無いと喧嘩って出来ないんですよ」と、偶々見たOGナビで麻実れいさんがおっしゃってましたが、そんな感じ。喧嘩=(二人曰く)議論=いちゃつき、な二人なのですが。
そんな体温のある議論をやり合うことで自分と相手を確かめ合ったんだろうなぁ。

…なんてことは観劇後数日してぼんやり思っただけで、観劇の感激はもっと別にあったはずなんだけど言葉が霧散しちゃった。
中劇場で見たい芝居だったなぁ。
簡素なセットと空白の多い脚本。
求められる芝居の濃度を維持して大劇場に適用出来た人は一握り。
本来二番手格はチャーチルだと思うしキリヤンと専科のお二人がどうしても出色。一色氏や越リュウやベテラン勢が素晴らしかった。
まりももマギーももりえも輝くスターさんで役者っぷりも魅力的なのだけど、「原作」を持ち得ない一見さんには正直物足りなかったし、それは望むべき基準ではないとも思った。
一方でまさおが凄く善戦してて…今、トップになり得るのはやはりまさおしかいないな、と思った。

また何か書くかもと思うけど、とりあえずUP。

明日は「REON」だビックリマーク