私が宝塚ファンになったのは一路雪組の頃、つまり90年代初めで、今のスターシステムが確立してから10年余り経ち浸透しきっていた時代を起点にしています。
だから「組カラー」とか「スターシステム」に思い入れが深いんです。
80年代以前の、公演によって主役が替わったり組違いの特出が多かったりWトップ体制だったりの時代を生で経験されている方はまた感覚が違うと思います。
時折、制約の多過ぎる今のスターシステムの弊害が話題にのぼりますが、私もそれは思います。
例えば、「大作ミュージカルは番手・組関係なく歌えるスターで見てみたいビックリマークドリームチームカモンビックリマーク」とか「原作の登場人物の比重はA>B>Cだけどトップ二番手三番手のキャラ的にはB・A・Cだから無理にでも物語を変えるかキャラ違いに挑戦しなきゃ…しかし物語いいしキャラ合いすぎだし番手無視のが美味しくない?」とか「トップは主人公の役柄に合うけどヒロイン役は娘役トップより○○ちゃんの方がドンピシャだよね」とか。
実際、昔のフレキシブルなキャスティングを「古き良き時代」と羨ましがったりする感覚もあります。
じゃあ、なんで新しく一歩を踏み出した今回の月組の新体制に希望より不安を感じるかと言えば、積年の劇団への不信感という(^_^;)
今回のトップ&準トップ体制(主役役替わり)って、過去のいずれのものともまた違いますよね?
スターシステム確立30年を経て新たな試みな訳ですが、劇団を信頼しきれないことから、いろいろと不備を心配しちゃう。
大丈夫かなぁ…って。
で、非常に理路整然と記事にして下さっている乾パン様のblogを読ませて頂きました。
一つ前の「月組新体制⑤」にコメ下さっているので、関心のある方は乾パン様のIDリンクからGO!GO!


こんだけ言ってますが、劇団にも同情します。
経営、難しいよね…。
でも、どうにか頑張って踏ん張ってほしいです。