あまり楽しくない話題ですが(^_^;)
17日に当日券に並んでいる際に、ちょっと困ったことになりました。
劇場に到着して、列の最後尾を探して、ここかな、と思い尋ねると「…そうだと思います」と人見知りそうな女の子が教えてくれました。
でも通りかかった劇場スタッフさんに確認すると「こちらでございます」と、全く違う方へ
彼女も付いてきて、私の前に並んで貰いました。
どんどん列は伸び、しばらくすると彼女の母親らしき人が合流したのですが、徐々に列に割って入って来る。
「すみません、並んでいるのですが、よろしいでしょうか」と声をかけると「ええ、まぁ、その…」と言葉を濁し顔を反らし、更に列に食い込む。
こ、これはヤバい…
しばらく心臓バクバク。
後ろの列を確認して、意を決して「すみません、お付き添いならよろしいのですが、チケットを購入されるなら、今のうちに後ろに並んで下さい」とお願いしました。
すると小声で相談して、どうぞ、と自分達の前を譲ろうとする。
驚いて、「いや、そういうことじゃなくて、」と、全く感覚が違う人達に何て言えばいいのか考えを廻らせた一瞬、
「割り込みはいかんな」
と穏やかなハッキリした声。
私の後ろに並んでいたお爺様でした。
口元は微笑んだまま、独り言のように、でもしっかりとおっしゃった。
母親は娘さんに小声でまた相談して、「ちょっと忘れ物を取りにに行ってただけで・・・」と後ろめたそうに訴えます。
でも、今までの様子があまりに怪しかったし、場所を離れるなら、離れる時と戻った時は周りに声をかけなきゃいけないよな、と、自分自身に確認して、
「でもね、私が着いた時に並ぶ場所を間違えておられて、一緒に移動したんですよ。」
と、合わせてくれない目を見て言いました。
すると、あっけないほどサッと二人で列を離れました。
ホッとしたような、なぜか申し訳ないような、なんとも言えない気分でした。
今からなら、並び直せば立ち見券が買えるよ、と二人を目で追っていると、「困った人だ」とさっきのお爺様の苦笑交じりの声。
「ありがとうございました」と心からお礼をお伝えしました。
お爺様の、厳としているのにとても穏やかな風情が、とても心強かったです。
「ご覧になるのですか?(代理で並ばれているのではなくて)」とお聞きすると、微笑んだまま頷かれました。
よろしければ、お茶でも是非ご一緒に![]()
と、ナンパしたい気持ちをグッと抑えてサヨナラしました。
そんなこと言われても、困っちゃうよね![]()
いやはや、ナイス・ガイでした![]()
あのお爺様がいて下さって、本当によかったです・・・![]()
ちなみに、うちのナイス・レディ(父方の祖母)は、治療もいったん落ち着き、伯母がずっと付き添って、元気に前向きに過ごしています。
ありがたいなぁ・・・。
負けてらんないよーーーーーo(^-^)o![]()
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