プレミア公演でしたね。
発売後すぐに完売、幕が開いてさらに価値が上がった…皆が望んでいた公演でした。
私はポスターの園加にゾクゾクしながら、観ることは出来ませんでしたが、評判を聞き胸が踊ったものです。
今、断片的にスカイステージで観て、胸が熱くなる青春の煌めきを感じました。
若手が拙くも必死で取り組んで見せる、道の途上の青春ではない、辛苦を超えた先に、積み重ねた年月の結晶として実力者が見せる青春の精華、その煌めき。
最後の客席への挨拶。
桐生園加のひたむきで誇りに満ちた眼差しが印象的。
深々とお辞儀をする姿にプロの矜持を見ました。
選抜メンバーの何て生き生きした瞳。
出れて嬉しかったろうな。
観客の惜しみない拍手には、二重の意味が感じられます。
もちろん彼女達に、そして彼女達に報いた劇団への安堵。

以下、勝手な印象ですが、男役ダンスの第一人者たる園加は、十分芯の任を果たしながら、真ん中の経験は少ないため、居方がスター然とせず他を引き立て役にしない。
そのため緩やかなピラミッドの公演に思えました。
ショースター瀬奈じゅんの月組の群舞を支えたのは園加だったものね。
あと男役としての決め方が麻子に似てるとしみじみ。
背中を見て来たんだね…。