そして。。。
この記事の内容は数年前の出来事で過去の振り返りとなります。
前回の記事の内容にもあるように、はなちゃんが大好きな好物を寝床に持って行ってから、ほとんど夕方からもじっとしている事が多く、動かなくなりました。
寝床に蓄えたご飯も翌日確認してもあまり減っていない。
ちょくちょく観察していたら、はなちゃんがヨロヨロと起きてきて、ちっこに行きたい様子。
頑張れ❗️
頑張れ❗️
そう心の中で応援し見守っていた。
でも間に合わなかったみたい。
途中で引き返してきた。
折り返した地点をよく見ると、ちっこをした跡があった。
はなちゃん、間に合わなかったんだね。
偉いね。行こうとしてたもんね。
大丈夫だよ。
綺麗にしておくね。
とうとう、はなちゃんの寝床近くまでトイレを移動した。
今までは はなちゃん本人の意志を尊重し、行きたいならちょっと遠くてもいつものトイレまで行かせてあげよう。
少しでもはなちゃんが動けるうちは、先手先手に私が手を差し伸べることで本来なら出来ることを奪うことになるのでは。とも思っていた。
生きるためにご飯を食べ、いつもと同じように決まった場所にトイレをしに行き、一生懸命に生きている。
それすらも、そろそろ限界が来たんだね。
頑張ったね、はなちゃん。
この日はお昼近くに寝床近くにそっと置いておいた栄養ゼリーを少しだけかじっていた。
それから夕方。
本当ならハムちゃんはこれから活発な時間帯に突入する頃である。
綿にくるまれて寝ていたはなちゃんがほんの少し顔を出した時…
顔がパンパンに腫れていた。
はなちゃん❗️どうしたの?
そぉっと手の中に包み抱き上げてみる。
身体もパンパンである。
これ絶対腹水か胸水だ。と素人ながらに思う。
もともとハムちゃんの身体はフワフワで柔らかいですが、この時は身体に水がたっぷり入ってる、そう水風船みたいな感覚。
時計を見ると18時を回っていた。
もうかかりつけ病院は閉まっている。
震える手でネットで検索する。
夫はこの日は打ち合わせが長引き、不在😰
検索で引っかかったのは日本動物医療センター
24時間、夜間救急もある。
急いで電話をし、事情を話す。
「今からお越しください。到着はどれくらいになりますか?」
普段車を出してくれる夫は不在、私は運転免許を持っていないため、タクシーを捕まえて到着は45分くらいかな。
急いではなちゃんをキャリーに入れ、冬だったのでカイロ、いつもの寝床のにおいが染みた綿も入れて、心配な長女がついて行くと言うので一緒にタクシーに飛び乗る。
次女はチワワSとお留守番をしてくれる事に。
車中、何度もキャリーをさすりながら、大丈夫だよ、頑張ってね。と祈る。
夫にLINEで「日本動物医療センターの救急に行きます」と連絡入れる。
5分も経たず夫から折り返し連絡。
「もう家の近くまで帰ってきてるから、一度家に戻って、次女と一緒に車で迎えに行くよ。40分ぐらいで合流出来ると思う」と。
私はとにかく「有難う」と返信して、そうこうしているうちに病院に到着。
ここは、わんちゃん、ねこちゃん、うさぎ、ハムスターを診てくださる様で、救急ということもあり入り口から緊迫した雰囲気だった。
院内はクリスマスの飾り付けがしてあって、綺麗な病院だし賑やかで温かい装飾だったけれど、飼い主さんはうつむいている人が多く、話し声もほとんど小声で、来院しているペット達の切迫した空気感みたいなのが漂っていた。
はなちゃん…はなちゃんもうちょっとだよ。
到着時間をあらかじめ伝えていたからか、10分も経たないうちに診察室に呼ばれた。
エコー検査、診断の結果は腹水だった。
とにかく溜まった水を出しましょう。
この数日が正念場です。と😭
一気に腹水を全て抜くとまたすぐに腹水が溜まるので、苦しくない程度にまで今日は腹水を抜いておきます。と、全部ではないにしろある程度の腹水を抜いてくださいました。
先生も周りのスタッフも無駄な動きが一切なく、一流の仕事をされていた。
ずっと抗生剤の入った飲み薬を飲ませている旨を伝えたところ(念のため、かかりつけの診療明細書(お会計の時の)を持参していたので、今日出来ることはこれくらいしかないのですが…もし体調が回復したらいつもの飲み薬を与えてあげてください。と。
それから、今日のことをかかりつけ医に連絡してくださいね。と。
もしまた救急であれば、いつでもお越しくださいと。
この次の日はかかりつけ医が休診の日だったので、かかりつけ医への報告は明後日かな〜って考えていた。
はなちゃんが1人で診察室に入って処置中、私と長女が待合室で待っていたら、夫と次女が到着し、合流してくれた。
みんなが揃うとホッとする。
その後、ひとまずこの日はお会計を終え(確か3万円ぐらいだったと思います)夫の車で帰宅しました。