ブロークン・ウィンドウ(割れ窓)理論 | ともりんblog

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みなさん、『ブロークン・ウィンドウ(割れ窓)理論』って知ってますか?



スタンフォード大学のフィリップ・ジンバルト教授が実験によって証明された理論です。




世界一の犯罪都市、ニューヨークの重犯罪の件数を激減させたのが、
『地下鉄の落書きを消す』行動で、これがブロークン・ウィンドウ理論に
基づいて実行されたものであったと言われている。




どういうことか?




犯罪の温床とよばれた地下鉄駅の壁や車両に描いてある落書きを
莫大な予算ですべて消した。
落書きがないということは、犯罪者に「そこには警察の目が届いている」と
思わせる効果がある。

その結果、犯罪発生数が激減した。



・・・というのである。




もう少し身近な話でいうと、「机の上を整理する」「挨拶をする」など、
当たり前のことを社員に徹底させ、業績が回復したという企業を耳にする。

この身近な仕事環境の整備は、社員にとっても、クライアントにとっても、
はっきりと変化を感じることができる。

それによって、負のスパイラルを引き起こさないためのリスクマネジメントにもつながっている。



これが、ブロークン・ウィンドウ理論。




『最初は目立たない小さな亀裂も、放っておけば大きな亀裂になる』




・・・取り返しのつかないことになる





逆に言えば、





『小さな亀裂を見逃すな!』





なぜ、わたしがこんな話を話題にしたかというと・・・


今、わたしのいる身近な場所がブロークン・ウィンドウになりかけている?から・・・



「あの人もやっているじゃないか。何でわたしだけ言われるの?」


「もう壊れているんだから、わたしが少しくらい壊してしまっても関係ないだろう」


「誰かが既にやっているんだから、わたしだってやってもかまわない」


「あの人がやっていることと同じことをやって、何でわたしが悪者にならなくちゃけないのか」



こういった考えが、秩序を乱してる・・・



おまけに、倫理的に正しい行為をしたものが、なぜか肩身の狭い思いをしている。


こんなことが続けば、人間の良心は麻痺してしまう。



事実、自分も「まぁ、いいか」と思ってしまったり、
「どうせ、言っても逆に自分の立場が悪くなる」・・・と思うことが
最近増えてきた。



まずいよなぁ・・・



どこかで切り替えないと・・・




と、思いつつ・・・無関心を装ってしまう自分だった・・・



結局わたしも同じなのだろうか?